俳優の仲野太賀がナレーションを担当する、NHK・Eテレのドキュメンタリー番組『カラフル!スペシャル「見とってよ!オレの飛ぶとこ 回るとこ」』が23日(前9:10~9:40)に放送される。ナレーション録りを終えた仲野が、見どころを語った。

【写真】「ハイドロフライト」とはこんな競技

 同番組は、毎週15分枠で放送している子どもの“挑戦”や“葛藤”を描くドキュメンタリー番組『カラフル!』の30分拡大スペシャル。

 主人公は、福岡県に暮らす城賀本裕志(じょがもと・ゆうし)さん、11歳。いま熱中しているのがマリンスポーツの「ハイドロフライト」だ。足につけたボードから水を噴射して、バック宙などアクロバット技を決める、ド派手な競技。父親と二人三脚で世界チャンピオンを目指して特訓をしている。小学生では飛びぬけた実力を持つ裕志さんは、キッズクラスでは敵無し。昨年の全国大会もぶっちぎりの優勝だった。

 仲野はハイドロフライトという競技について、「エクストリームスポーツの気持ち良さがありますよね。空高く飛んで連続でくるくるバック宙したり。でも番組を見ると、実はその華やかさの裏に恐怖に打ち勝つ葛藤や鍛錬が必要なんだと思いました。あれは大変!」と、驚愕の声。

 さらに、「お父さんとの関係性も素敵ですよね」と仲野。「練習でお父さんが『ちょっと成長したな』と声をかけるシーンがあるんですが、裕志は『“だいぶ”成長したよ!』と、返していてものすごくかわいい。2人でパソコンみている姿はすっごく愛おしいなと思いました」。

 そんな裕志さんがこの夏、小学生としてただ一人、大人が出場するプロカテゴリーで全国大会に出場することに。相手が大人でも目指すは優勝。そこで裕志さんは、前回りに一回転する「フロントフリップ」に挑戦することを決心する。

 日本ではまだ誰も成功したことがない大技だ。これが決まればプロでも優勝できると意気込む裕志さんだったが、練習は失敗続き。海面にぶつかるのを怖がってばかりいる裕志さんを父親が叱る場面も。

 「優しいお父さんがそういうこと言うんだ!と思いました。お父さんも裕志くんの未来にかけているし、仕事の時間を削って未来に寄り添っているので、そこの真剣みというか、『遊びじゃないんだ』『自分がやりたいといったんだからやり通せよ』というお父さんの指導が良かったです。それに応えようと頑張る、裕志くんも素晴らしいし、素敵な師弟関係だなと思いました」。

 裕志さんは、恐怖に打ち勝って大会本番までにフロントフリップをマスターできたのか? “天才飛行少年”のひと夏の挑戦と成長を見届けた仲野は「家で、自分で撮ったハイドロフライトの動画を何度も止めて研究して、反省しているシーンです。自分の動画だけでなく他の人の動画も見て研究したり。演技でやってみようかなと思いました(笑)。普通は、自分が出たドラマや映画の動画を見直して、途中で止めて『この目線がいまいち』『このせりふ回しがあんまり…』ということはやらないじゃないですか。こんなふうに微調整して、演技のイメージトレーニングをしているというのは、俳優業にとっても勉強になりました」と、話していた。