“AVの帝王”と呼ばれたAV監督・村西とおる氏が29日、都内でドキュメンタリー映画『M/村西とおる狂熱の日々 完全版』(30日公開)の公開記念前夜祭舞台あいさつに参加。『全裸監督2』に出演するよう漫画の西原理恵子氏、高須クリニック院長の高須克弥院長に公開オファーした。

【写真】サプライズで登場…ニコッと微笑む天使もえ

 本作は、バブル崩壊とともに転落し、1992年には50億円という借金苦にあえいだ。それでも再起を図り、逆境の中にも果てしなき挑戦に意欲を燃やす男の96年夏に北海道の撮影現場での悪戦苦闘の日々を記録した映像と、新しく撮影された映像が行ったり来たりするドキュメンタリー映画となっている。

 冒頭に村西監督は「お待たせしました、お待たせし過ぎたかもしれません。昭和最後のエロ事師。またの名を昭和最悪の愚か者。村西とおるでございます。人生の思い出作り、命の洗濯のひと時を、ぜひ一つお過ごしいただければと存じております。ナイスですね」とあいさつ。公開前の今の心境を問われると「ナイス、の一言でございます」と名文句を連発し、大歓声を浴びた。

 出演している漫画家の西原理恵子氏、高須クリニックの高須克弥院長も登場。高須院長は「永遠のライバル」と村西監督について語ると「100億借金ありまして、それを返しました。所得税法違反で前科1犯なものですから、それはまだ追いついていない。監督の後を追いかけていきます」と心酔していることを語った。

 監督の大ファンという西原氏は借金返済時期について直球質問。村西監督は「6年前ぐらいに完済いたしました」と明かし、過払い金があったのか問われると「私の場合は闇金。過払い金の請求のしようがない」と苦笑いを浮かべた。借金についての強烈エピソードも告白。「返したくなかったんだけど、ダムなんかに引っ張っていかれて『ここから飛び降りてくれ』となっちゃった。『もし飛び降りないなら、このまま火葬場に行って火あぶりで、あの世に行ってくれ。どっちがいい』と。僕はダムから飛び降りる方を選択したんですけど、なかなか勇気がありませんので、ああでもないこうでもないと言っているうちに、なんとかくぐり抜けて、ここに立つことができた」と振り返ると、驚きの声が上がっていた。

 村西監督と言えば、Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』のモデルとなり、大ブレーク中。会場にはNetflixのキャスティングプロデューサーもいるそうで「先ほどお願いしたのが、『全裸監督』シーズン2には、ぜひこのお2人をに出演いただきたい。伏してお願いしたい」と公開オファー。「お2人の仲睦まじい世界を、下町の焼き鳥屋の亭主と女将で。スキッとするような気がする」と役柄についてのイメージも語った。高須院長は「安心しました」と笑顔を見せ、西原氏は「さっきまで脱がされるんじゃないかと心配してた」と笑いながらも出演に前向きだった。

 舞台あいさつには片嶋一貴監督も参加。サプライズゲストとして、来場していたセクシー女優の天使もえも壇上に上がった。