歴史小説家・司馬遼太郎さんの名著で、人気グループ・V6の岡田准一主演で映画化する『燃えよ剣』(2020年公開)の追加キャスト12人が28日、発表された。

【写真】まだまだ記憶に新しい…鈴木亮平が演じた西郷隆盛

 同作は1962年から64年にかけて『週刊文春』にて連載され、66年には映画化とテレビドラマ化された。その後も計3度のドラマ化、舞台化なども実現し、新選組ファンの心をつかんできた。本作でメガホンを取るのは、映画『関ヶ原』(17年)で岡田を主演に抜てきした原田眞人監督。同作のスタッフが集まり、新選組副長・土方歳三を演じる岡田を筆頭に“新選組”映画の決定版を届ける。

 共演陣には、土方の盟友で局長を務めた近藤勇に、NHK大河ドラマ『西郷どん』で西郷隆盛を演じたのが記憶に新しい鈴木亮平。最期は結核で倒れるも新選組“最強”だったと名高い一番隊組長・沖田総司をHey! Say! JUMPの山田涼介。新選組結成時、近藤と共に筆頭局長となったが、酒を飲むと手がつけられない粗暴な性格で隊内で粛清された芹沢鴨を伊藤英明。色男と知られる土方と恋に落ち、生涯ひかれあうも、激動の時代の中で引き裂かれる運命となるお雪を柴咲コウが演じ、岡田と初共演を果たす。

 また、追加キャストとして発表されたのは、会津藩主・松平容保を映画初出演となる“歌舞伎界のニュープリンス”尾上右近。徳川幕府15代将軍・一橋慶喜をNHK連続テレビ小説『なつぞら』でも好演した山田裕貴。新選組の隊士・井上源三郎をたかお鷹、山南敬助を安井順平、永倉新八を谷田歩、斎藤一を松下洸平が演じる。

 さらに藤堂平助を金田哲(はんにゃ)、山崎烝を村本大輔(ウーマンラッシュアワー)と、個性的なメンバーが担当。時の最大権力者である孝明帝に坂東巳之助。新選組の前身を率い土方らと袂を分かつことになる・清河八郎に髙嶋政宏。土方に名刀・兼定を譲り渡す古物商・丸十店主に柄本明、土方の学問の師である在村医・本田覚庵に市村正親が起用されるなど、豪華俳優陣が名を連ねる。

■以下、尾上右近と山田裕貴のコメント

尾上右近(松平容保役)
「初めての映画出演作品がこの『燃えよ剣』であったことを光栄に、そして誇りに思います。緊張感がピンと張り詰めた現場へ入るたび、静かな感動と興奮がたくさんありました。自分のルーツを重んじ、“受け継ぐ”責任を担う容保公の姿には、伝統芸能の世界に身を置く自分として共感できるところがありました。
“容保のことを思う日々、それは日本人の心を思う日々”。撮影期間中の僕の日記には、そんなことが書かれています。幕末の日本を生きた人物のその瞬間、瞬間を永遠に刻むという感覚を、強く意識して撮影に臨みました。この映画の中に詰まっている“日本の心”を感じていただくためにも、一人でも多くの方にご覧いただきたいと思っております」

山田裕貴(一橋慶喜役)
「本読みの段階から、今までにない一風変わった一橋慶喜にしたいと原田監督が仰っていて。“今までにない”とかそういう言葉に弱いので、だいぶ燃えました。時代劇の経験はほとんどなかったので不安もありました。
撮影日数が短期間だったので集中力をフルに使い、良い緊張感の中で“こんな慶喜は絶対嫌だなぁ”という人物に仕上げられたと思います。自分のシーンだけでなく、作品ができあがるのが本当に楽しみです」