女優の浜辺美波、俳優の安田顕の出演で、2013年に『本格ミステリ大賞』を受賞した大山誠一郎の小説『アリバイ崩し承ります』(実業之日本社文庫※文庫版は11月25日に発売)が、来年1月期のテレビ朝日系土曜ナイトドラマ枠(毎週土曜 後11:15~)で実写化される。

【写真】魔女のコスプレを披露した浜辺美波

 主演映画『君の膵臓をたべたい』(2017年)以降、CMやドラマなどに引っ張りだこ、映画『屍人荘の殺人』(12月13日公開)、『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020年8月公開予定)、『約束のネバーランド』(2020年公開予定)が控えるなど、破竹の勢いで躍進中の浜辺は、テレビ朝日の連続ドラマ初主演。今回、祖父の跡を継いで時計店を営む主人公・美谷時乃(みたに・ときの)を演じる。

 都心から遠く離れた街で祖父から受け継いだ時計店を切り盛りする好奇心旺盛な時乃は、時計修理の傍ら、一回5000円で、時計や時間に関わる“アリバイ崩しを承る”隠れた名探偵。「時計修理承ります」という貼り紙と「アリバイ崩し承ります」という貼り紙が並んだちょっと不思議な時計店を拠点に、刑事たちが知恵を絞り、靴を減らして捜査しても解決の糸口すら見つからないアリバイを、鮮やか過ぎるほどあっさり崩してしまう。「時を戻すことができました。アリバイは、崩れました」を決めぜりふに、鉄壁のアリバイを瞬時に崩して事件の真相を解明する本格謎解きミステリー。

 共演の安田が演じるのは、ひょんなことから時乃の営む時計店の裏にある母屋に下宿することになる、左遷されてきた警察キャリア・察時美幸(さじ・よしゆき)。プライドの高い察時はさんざん葛藤した挙げ句、こっそり捜査情報を流して時乃にアリバイ崩しを依頼、なんだかんだとブツブツ言いながらもいつの間にか常連と化し、バディーを組んで事件を解決に導いていく。

 『トリック』シリーズの仲間由紀恵&阿部寛、そして10月期に放送されている『時効警察はじめました』のオダギリジョー&麻生久美子に続く、テレ朝ドラマ“男女バディーもの”の歴史に、新たに名を刻む。

■浜辺美波(美谷時乃役)のコメント

 私はミステリーが好きで、普段から小説もよく読んでいます。だから今回この作品に出られて、本当にうれしいです。『アリバイ崩し承ります』の原作も、面白くて一気に読んじゃいました。短い話がいっぱい詰まっている本格派なのですが、ミステリー初心者の方でもサラッと読めると思います。

 原作だと時乃はわりと静かな時計店の女の子というイメージなのですが、台本を読ませていただいたら、皆さんとの掛け合いにちょっと明るさや女の子らしさが追加されているように感じたので、ドラマでは“時計屋さんのかわいらしい看板娘”みたいなイメージでできたらいいなぁと思いました。原作では、時乃がお店からほとんど出ないんです。なので、冬の撮影でも“寒くなくてよかった”とひそかに思っていたんですけれど、ありがたいことに少しアクティブにしていただいたので(笑)、寒さ対策は大変そうですが、楽しい作品になりそうです。

 今回、安田顕さんと初めてご一緒させていただくことになりました。お会いする前は、お話が上手でユーモアがあって、ダンディーでかっこいいというイメージをもっていたんですけど、お会いした後も印象は変わりませんでした。初めてお会いした時にも、クスッと笑えることを連発してらっしゃって(笑)、とても楽しかったです。私きっと、せりふを言うときに間違っちゃうことや、寒くて呂律が回らなくなったりすることがあると思うんです。そんなときも、温かく見守っていただけたら…。そして、安田さんから寒さの中で上手にせりふを言うコツを教わりたいです。

 2020年は、私が20歳になる節目の年です。そんな節目の年、最初のドラマがこの『アリバイ崩し承ります』なので、いいスタートを切れる作品になればいいなと思っています。個人的には、20歳になるまでは、たくさん両親に甘えて、お仕事でもやりたいことをやっていけたらいいなと思います。

 土曜の夜に、私のような年代の方やご家族みんなで…幅広い年代の方に見ていただけるような、ちょっとクセになるお話になるといいなと思っています。楽しみにしていてください!

■安田顕(察時美幸役)のコメント

 今回、このドラマに出演させていただくにあたって、皆さんに毎週楽しみにしていただけるミステリードラマ、一緒に謎解きに参加してもらえるような、そんな作品になるといいなと思っております。

 私の演じる察時美幸という人物は、警察の中でエリートだったがゆえに、非常にプライドが高い人間なんです。捜査という部分にあまり長けていない察時という男が、主人公の時乃さんと出会い、一緒に謎解きをしていく中で、どう変わっていくのか、それとも変わらないのか…。所轄の人たちとの関係性なども大切にしながら演じていけたらいいなと思います。

 プライドは高いけれど、捜査やアリバイ崩しに長けていない、そういう察時の滑稽さも表現したいと思っているんですが、面白く演じようとすると、そこには必ず無理が生じるので、“自分でなんとかする”のではなく、脚本の流れに沿ったお芝居の中で、自然と面白い場面が出てきたらいいなと思います。

 今回、浜辺さんと初めてご一緒させていただきます。ステキな役者さんですね。しかも、これからさらにステップアップされていく方だと思いますので、“今の”浜辺さんとドラマでバディーという形でご一緒できるのは光栄なことです。今後、どんどん重なっていく浜辺さんのキャリアの中で“大切なもの”と思ってもらえるような作品になるように、一生懸命彼女についていきたいと思います。

 現場でご一緒する際、集中している時は、事前に「集中してます」って言ってほしいです(笑)。私、安田顕…イニシャルが“KY”なんです。その名のとおり、空気が読めない時があります。よかれと思って話し掛けたら「やっべー、集中してた!」という状況も多々ありますので、そういうときは遠慮なく言ってください(笑)。

 2020年も、一つ一つ今まで通り、お仕事をいただけることに感謝しながら、まずはこの『アリバイ崩し承ります』に臨ませていただきたいと思います。毎週楽しみに待っていただける、面白く見ていただける、そんなドラマになるように頑張りますので、応援のほど、そしてご視聴のほどよろしくお願いいたします。