女優の宇野愛海、俳優の落合モトキが23日、東京・新宿のK’s cinemaで映画『歩けない僕らは』(併映作『ガンバレとかうるせぇ』)の初日舞台あいさつに登壇した。

【写真】初日舞台あいさつには堀春菜、細川岳らも登壇

 本作の主人公の宮下遥(宇野)は、回復期リハビリテーション病院1年目の理学療法士。まだ慣れない仕事に戸惑いつつも、同期の幸子(堀春菜)に、彼氏・翔(細川岳)のグチなどを聞いてもらっては、共に励まし合い頑張っている。担当していたタエ(佐々木すみ江)が退院し、新しい患者が入院してくる。仕事からの帰宅途中に脳卒中を発症し、左半身が不随になった柘植(落合)。遥は初めて入院から退院までを担当することになる。「元の人生には戻れますかね?」と聞く柘植に、何も答えられない遥。日野課長(山中聡)の指導の元、現実と向き合う日々が始まる。

 宇野は役作りのため、撮影現場でも落合にあまり話しかけなかったそう。「本物の理学療法士さんに『患者さんとの距離感が大切』という話を聞いた。普段から近すぎたらいけないと思った」と振り返る。司会者が「怖いというわけではないんですね」と水を向けると「ちょっと怖かったです(笑)」とにやり。落合は「怖くないでしょ(笑)」と苦笑いしながらも「2人で決めていたわけではないけど、そういう感じの空気があった。話しかけられたら話そうと思ったけど、そこの馴れ合いがあっても、この作品にプラスにはならない」と、あうんの呼吸だったことを回想した。

 半身不随となった柘植を演じた。自身にも同じ症状の身内がいるという落合は「以前は見て見ぬ振りではないですけど、そういう感じはあった。この作品を通して、面と向かってというところまでは行った」と明かし「いざ、そうなってみると、1から10までやってあげたくなる。でも、それって、その人のためにはならない。一周回って、その人のためになることを考えるようになった。ウィンウィンにはならない難しいところですね」と自身の心の中で起きた変化を語った。

 また、編集の段階でラストシーンが脚本から変わったというエピソードを受けて山中は「あまり言うとネタバレになるんですが…。ラストは落合くんがゾンビになって病院をぶち壊す」とテキトー発言。佐藤快磨監督は「うまく笑えないです…」と苦笑いを浮かべていた。

 舞台あいさつには、堀春菜、細川岳も参加した。