これまで様々な新人募集を掲載し、数多くのスターを輩出してきた『デビュー』が、『デビュー』特別オーディション出身者や、元読者である"デビューっ子"が所属している芸能プロダクションとタッグを組んだコラボオーディションを実施中。そこで、現在募集中の「テンカラット」に所属している、"デビューっ子"深川麻衣にインタビュー。ドラマ『まだ結婚できない男』などで活躍中の深川に、『デビュー』を読んでいた当時の想いやオーディションで心がけていたこと、現在の活躍までに至る過程などを振り返ってもらった。

【写真】満面の笑みを浮かべる深川麻衣

【深川麻衣 インタビュー】

■「最初のオーディションは、何を言ったかも覚えていないのですが、そのときの緊張感だけは今でも思い出せます」

――現在、深川さんが所属するテンカラットとDeviewのコラボオーディションを開催中です。改めて、深川さんがこの世界に興味を持ったきっかけからお伺いできますか?

【深川麻衣】「中学生くらいの時、おしゃれに興味を持ち始めてファッション雑誌を買い始めて。雑誌やドラマで同年代の子が活躍している姿を見て、“自分もそうなりたいな”と憧れを持ったのが最初のきっかけでした」

――その後、何か行動には起こしました?

【深川麻衣】「『デビュー』を読んで事務所に履歴書を送ってみたりしたことはあります。最初に受けたのは、地元静岡の事務所が開催しているオーディションだったのですが、オーディション会場に行ってみたら、周りが可愛い子ばかりで、本当に緊張してしまって……。5人くらい並んで自己紹介をするという集団面接だったのですが、大したことが何も言えなくて。何を言ったかも覚えていないのですが(笑)。その時の緊張感だけは今でも思い出せるくらい印象に残っています」

――その当時から女優志望でした?

【深川麻衣】いえ、そのときはジャンルに拘らず、“表現すること”に対しての憧れがありました。でも、特に結果も出ないまま、高校を卒業して、名古屋の服飾の専門学校に入りました。芸能のお仕事に対して憧れはありましたが、簡単にうまくいく世界ではないと思っていましたし、親にも迷惑をかけられないので、専門学校に通って卒業はしました」

――すごく堅実で冷静ですよね。ただ夢見るだけではないと言うか。

【深川麻衣】「よく言われるのですが、思い切って、えい!と飛び込んでしまう部分と、現実的な側面があって。洋服も大好きだったので、もし就職するのであれば、服飾のお仕事がいいなとは思っていました。それに、専門学校に入れば資格も取れますし。手に職をつけておきたかったんです。その一方で、両親も昔から、私がやりたいことに対して反対するタイプではなかったので、母には『芸能のお仕事がしたい』ということは伝えていました。だから、専門学校の卒業が近づいて、そろそろ就職を考えなくてはいけないとなった時に、これが最後のタイミングかもしれない、と上京する決心がつきました。両親に相談した時も、『ずるずると悩むよりも、1年か2年、きちんと自分で区切りをつけて頑張りなさい』と言われました。『あなたがやりたいのだったら、やってみれば』と背中を押してくれたので、決心もできたのだと思います」

――上京した時はどんな気持ちでした?

【深川麻衣】「期待半分、不安半分でしたね。専門学校時代は、名古屋に住んでいたのですが、人も温かいし、食べ物も美味しいし、すごく居心地の良い場所だったんです。当時の私からすると、東京は人も多いし、みんな冷たいんじゃないかっていう勝手なイメージもあって。電車も最初は怖かったです。いつも、なぜ電車の中にはこんなに人が詰まっているんだろうと思っていました(笑)。なかなか慣れなかったですし、寂しかったですけど、行ったら何か変わるかも知れないという希望をもって上京しました。それに、大学進学で上京した友達もいたので、ひとりぼっちではなかったのが心強かったです」

――上京後はデビューに向けてどんなことをしてました。

【深川麻衣】「アルバイトをしながら、オーディション情報をリサーチしていました」

■「まだグループができてない状態で、0からのスタートがすごく楽しそうだなと」

――その中で、乃木坂46の第1期生募集のオーディションを受けたきっかけは何だったんですか?

【深川麻衣】「上京したときはアイドルになろうと思っていたわけではなかったのですが、それまでも、お芝居一本というよりは、何かを表現するお仕事に憧れがあったので、色々なことにチャレンジできそうだなと思って。あとは、上京する時に母から言われた言葉もすごく印象に残っていました」

――2011年の春から夏にかけての募集でしたから、上京して2年目に入った頃ですよね。

【深川麻衣】「そうですね。母からは『1~2年の期限付きで』と言われていましたが、私は2年は頑張ってみようと考えていました。当時は、上京したからには何か掴まなきゃいけないと思っていましたし、乃木坂46のオーディションのチラシに“一期生募集”と書いてあったことにも惹かれました。まだグループができてない状態で、0からのスタートがすごく楽しそうだなと思ってオーディションに応募しました」

――オーディションで印象に残っていることは何かありますか?

【深川麻衣】「1次が書類で2次が面接だったのですが、二次面接に行ったら、何かの手違いで、私が参加するはずの時間帯に『名前がないですね』と受付で言われてしまって……。1次審査通過の通知は届いていたのですが、すごく焦りました。確認してもらったら、結局名前が漏れていたらしく、2次審査を受けることができたのですが、いきなりそこでハラハラしました。3次がダンス審査で、4次と5次が秋元(康)さんが同席されていて、すごく緊張したのを覚えています。参加者はステージに立って、審査員の方は一段低いところで椅子に座って見られていて。秋元さんが腕を組んで、こちらを見ている姿がすごく怖くて(笑)。そういう、場面場面の記憶は残っていますね」

――今、振り返ると、乃木坂46としての5年間はどんな日々でした?

【深川麻衣】「5年間の中で本当にいろんなことを経験させていただいたなと思います。それはきっと“アイドル”だったからこそだと思います。歌とダンスがメインでしたが、舞台やドラマ、バラエティにも出演させていただきました。ファッション誌のモデルとして撮影を経験させて頂くこともありましたし、ラジオやPRイベントに出演させていただく機会もありました。本当にいろんなことを経験させていただいたのですが、その中でも、MVは毎回、著名な監督に撮っていただいていたので、MV撮影を通してお芝居の仕事に興味をも持つようになりました。自分が本当にやりたいことが何なのか、5年間の中で少しずつ固まっていったのだと思います」

――卒業後に女優の道を歩むと決めたのは、やはりMV撮影の経験が大きいですか?

【深川麻衣】「そうですね。乃木坂46は、とても映像にこだわって作っていたので、MVが出来上がっていく、その過程もすごく楽しかったです。絵コンテがあって、現場にはセットがあって、撮影されたものが編集されて、作品になっていく。そういう映像制作を出演者として繰り返していくうちに映像のお仕事に興味を持つようになりました。それに、私が初めて選抜に入った3枚目のシングル『走れ!Bicycle』のMVを中島哲也監督が撮影してくださって。まだ映画に詳しくなかった私が、最初に好きで覚えたのが中島監督だったので、すごく嬉しかったです。MVだけではなく、舞台やドラマといったお芝居のお仕事を重ねていくうちに、もっと知りたい、もっと勉強したいと思うようになりました」

――女優という夢を叶えるためにどんなことをしてきましたか?

【深川麻衣】「まずは、映画や舞台をたくさん観に行ったり、映画好きな方にお勧めを聞いて、DVDを観たりしていました。それまでは作品をたくさん見ていたほうではなかったので、まずは知ることから始めて、グループを卒業してからはお芝居のワークショップに参加して、改めて演技の勉強をし始めました」

――テンカラットに移籍後は、2017年の主演舞台「スキップ」からのスタートとなりました。どんな経験でしたか?

【深川麻衣】「発声や筋トレの仕方、どうしたら喉が枯れなくなるかなど、本当に基礎から丁寧に教えていただいて、今もそれが生かされていると感じます。舞台はやっぱり生物なので、始まったら途中でカットをかけることも、逃げることもできません。例えば、本番でセリフが飛んだり、間違えたとしても、お互いカバーし合うことしかできなくて。だから、すごく度胸もつきましたし、最初のお仕事が『スキップ』で良かったなと思っています」

■「よく『順調ですね』と言われれますが、実際はずっと不安はあります」

――その後、主演映画『パンとバスと2度目のハツコイ』や朝ドラ『まんぷく』、主演ドラマ『日本ボロ宿紀行』などを経て、今は注目の連続ドラマ『まだ結婚できない男』に出演中ですね。

【深川麻衣】「取材でよく『順調ですね』と言われると、まわりからはそう見えているのかなと思うのですが、実際はずっと不安はあります。経験として失敗はたくさんしなくてはいけないと思うのですが、下手すると仕事がなくなってしまう可能性もありますし。お芝居の現場って、ほぼ毎回、初めましての繰り返しなんです。そこで、いろんな方とお芝居をご一緒して、その方の佇まいを見て勉強したり、こういうふうにやっていくんだと新たな発見をしたり。どの現場も得るものがすごく多いので、人との関わりで助けられている部分がたくさんあると思います」

――女優としての夢や目標というのは?

【深川麻衣】「このお仕事を始めた時から、幅広い世代の方が見ている朝ドラというのは夢の1つでした。地元の家族や親戚への恩返しというか、みんなとても喜んでくれていました。近所を散歩しているおじいちゃんにも声をかけられるようになったと家族から聞きました(笑)。やっぱり朝ドラの影響力はすごいですよね。今後は時代劇など、自分が経験したことのないジャンルの作品にもチャレンジしたいです。お芝居には正解がない分、追求したい気持ちさえあれば一生続けていけるお仕事だなと感じます。これからも目の前にある作品ひとつずつ向き合いながら、次につなげていきたいです」

――では最後に、芸能界を夢見る『デビュー』読者にメッセージをお願いします。

【深川麻衣】「私も上京を決めた時、まだ右も左もわからない時期がありました。新しい環境に踏み出すことってすごく怖いことだと思います。それでも、勇気をもって踏み出したことで見えてくるものがあるかもしれない。たとえオーディションに落ちたとしても、うまくいった時よりも、失敗したときの方が、得られるものが多いかもしれない。私は、自分のやりたいことに向かって諦めずに頑張ってほしいですし、お芝居に興味がある方や夢をお持ちの方はぜひ勇気を持って、オーディションに参加してほしいと思います。たくさんのご応募をお待ちしています!」

 なお、『デビュー』元読者の深川麻衣が所属するテンカラットの新人募集、『深川麻衣に続け! テンカラットדデビューっ子”コラボオーディション』の応募締切は、12月2日(月)まで。応募詳細ならびに、深川のインタビュー全文とそのほか撮り下ろしカット、動画コメントは、オーディションサイト「デビュー」に掲載している。

【深川麻衣 インタビュー全文】
https://deview.co.jp/Interview?am_interview_id=823

【深川麻衣に続け! テンカラットדデビューっ子”コラボオーディション】
https://deview.co.jp/Audition/Overview?am_audition_id=25901