検索サービス「Yahoo! JAPAN」を展開する『Zホールディングス』と、無料通信アプリ大手『LINE』が18日、都内ホテルで会見を行い、経営統合に向け基本合意したことを正式発表した。今年12月に統合契約を締結し、来年10月の統合実現を目指す。

【写真】満面の笑みで握手する川邊健太郎社長ら

 Zホールディングスの川邊健太郎社長は「緑色」、LINEの出澤剛社長は「赤色」のネクタイをそれぞれ締め、両社のコーポレートカラーを交換する形で登壇。川邊社長は「ラグビーワールドカップが行われ、日本代表の活躍で大いに盛り上がった。そこで“ワンチーム”という流行り言葉も出てきたが、我々もそれに乗っかって“最強のワンチーム”を目指していきたい」と言葉に力を込めた。

 出澤社長も「これまではライバルというか、切磋琢磨する関係でした。きょう18日、お互いの手を取り合うことで、さらなる高みを目指しくために大きな決断をしました」と語り「日本、アジアから全世界に飛躍して、社会解決していく企業になっていきたい」。大勢のカメラマンから嵐のようなフラッシュを浴びた2人は、笑顔を浮かべながらガッチリと握手を交わした。

 会見中には、出澤社長が「ネット業界は、優秀な人材や資金、データが強い企業に集約されてしまう」と吐露する一幕も。「危機感を共有」した両社が統合することで、利用者が1億人規模に上る国内首位のインターネットサービス企業が誕生する。規模拡大やサービスの融合で海外の巨大IT企業に対抗していく。

 統合に向け、公正取引委員会による独占禁止法上の審査などの認可を得ることが必要になる。質疑応答でコメントを求められた川邊社長は「独禁法についてはさまざまな審査があると思いますが、我々は判断される立場。審査に関しては進んで協力していきたい」と語った。