NHKで放送中の連続テレビ小説『スカーレット』(月~土 前8:00 総合ほか)。第7週「弟子にしてください!」(第37回~第42回:11月11日~16日)を振り返る。

【写真】第7週から登場する新キャラ・深野心仙(イッセー尾形)

 火鉢の絵付けを学びたい、と思った喜美子(戸田恵梨香)。翌朝、作業場に行くよう指示され、向かうと、見知らぬ男(イッセー尾形)に出くわして外に追い出されてしまう。その男は新しい絵付け職人で、深野心仙という高名な日本画家だという。深野はかなり変わった人物だったが、頼み込んで絵付けをやらせてもらえることに。見よう見まねで絵付けをやってみると、時間を忘れて熱中してしまう喜美子だった。

 気がつけば夜になっていて、慌てて家に帰ると、家族は父・常治(北村一輝)が大暴れした後始末の真っ最中。喜美子の帰りが遅くてご機嫌ななめだった上に、直子(桜庭ななみ)が物言いしたことが原因と聞き、喜美子は直子を慰めようと声をかけるが、直子は「みんな嫌い!」と言い放つ。

 翌日、深野から、絵付けの本格的な修業には何年もかかるからと、弟子入りを断られてしまう。家族の世話や食堂の仕事で忙しい自分にはとても無理だと、喜美子も悟るがあきらめきれない。失意の中、家に帰ると思いがけない来客が待っていた。大阪で世話になったちや子が訪ねてきてくれたのだ。ちや子は転職して雑誌記者になったと明かし、仕事ぶりをいきいきと話す姿に、喜美子はやりたいことをあきらめないといけない自分の境遇に号泣してしまう。

 喜美子の絵付けへの思いを知った母・マツ(富田靖子)は、喜美子が丸熊陶業で働きながら、絵付けを学ぶ術を模索。週に一度、指導を受けられる会社を見つけてくる。

 ところが、喜美子はマツの助け舟をありがたいと思うものの、ある出来事から深野の本当の姿を知り、絵付けをというよりは深野心仙に学びたいと熱望するようになっていた。それは、深野から貧しかった幼少期や従軍した戦争体験から生まれた創作への強い思いを聞いたから。喜美子は深野に弟子入りする決意をマツや直子、百合子(住田萌乃)に宣言する。

 常治は第7週も安定のクズ親父っぷりだった。ちゃぶ台をひっくり返して大暴れするし、喜美子に気弱そうな男を婿を迎えろと勝手に見合い相手(石田明)を連れてくるし(お見合いは破談となった)、酒と偽った水を飲まされたらもちろん激怒。絵付けの弟子入りを許すはずもない状態だった。

 しかし、飲み屋で偶然出会った深野から、絵付けの弟子入りを望む若い娘がいると聞かされ、「すぐあきらめるだろう」とつぶやく深野に、常治は思わず「そんな根性なしちゃう!」と反論する場面も。結果、喜美子が火鉢の絵付けを学ぶことを認めるのだった。

 深野の“9番弟子”として一本の線を引くことから習いはじめた喜美子。月日は流れ、昭和34年(1959年)、21歳になった喜美子は運命が大きく変わる夏を迎える。