NHKで放送中の連続テレビ小説『スカーレット』(月~土 前8:00 総合ほか)。第5週「ときめきは甘く苦く」(第25回~第30回:10月28日~11月2日)を振り返る。

【写真】ジョージ富士川(西川貴教)が初登場

 大阪に出てきて3年。犬のゴンを連れて散歩していたあき子(佐津川愛美)にひと目惚れした圭介(溝端淳平)に思わず「応援する」と言ってしまった喜美子(戸田恵梨香)。その協力が実って、あき子が荒木荘にやってくる。すっかり舞い上がってしまう圭介。

 そんな圭介を見て、落ち込む喜美子を気遣う、荒木荘のほかの住人たち。恋のあれこれにも男と女というものにも、まだまだうとかった喜美子は、ちや子(水野美紀)から指摘されて、ようやく圭介への恋心に気づく。しかし、喜美子を妹のようにかわいがる圭介に、あき子は逆に嫉妬。ついに荒木荘を出るよう圭介に泣きつく。

 悩んだ圭介は荒木荘を出ることを決める。喜美子はほかの住人たちと共に、笑顔で圭介を送り出す。喜美子が作るおはぎが好きだと言っていた圭介だったが、最後のおはぎは受け取らなかった。喜美子は涙ながら、初恋に別れを告げたのだった。

 その年の暮れ。絵が大好きな喜美子は、大阪に来てからも描くことを続け、女中の仕事のかたわらで本格的に絵の勉強をしたいと思いはじめる。ちや子に勧められ、学校の特別講師でもある世界的な芸術家・ジョージ富士川(西川貴教)のサイン会にいくことに。

 「自由は不自由や」と現れたジョージ。緊張しつつサインをもらう喜美子。そこに偶然居合わせたのは、8年ぶりに会う草間宗一郎(佐藤隆太)だった。思いがけない再会を喜びあう二人。草間は荒木荘の住人の雄太郎(木本武宏)や、さだ(羽野晶紀)とも打ち解ける。戦後ずっと、離れ離れになった妻を探し続けてきたのだが、大阪にいることがわかったのだという。しかし今は別の男性と一緒にいると聞いて、喜美子も戸惑う。

 喜美子に強く勧められて、草間は妻に会って思いを伝えることにする。店を訪ねると、遠慮する草間の背中を押して、入店。ついに草間が妻と再会する。しかし草間は何事もなかったように、普通の客として振る舞う。注文した焼き飯にはほとんど手を付けず、離婚届を置いて店を出た。

 一方、新聞記者のちや子(水野美紀)の職場では、尊敬していた上司の平さん、こと平田昭三(辻本茂雄)が他社に引き抜かれ、まったく知らされていなかったちや子はショックを受ける。そして、信楽の父・常治(北村一輝)から緊急の連絡が…。