モデルでデザイナーとしても活躍し、自らのブランドを持つikumi(32)が、先ごろ東京・SPACE ODDでポップ・ハウス・ユニット“水曜日のカンパネラ”のボーカル・コムアイ(27)とコラボしたファッションショー「IKUMI SS20 TOKYO COLLECTION」を開催した。

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 ストリート系のファッション誌のモデルで人気を集めたikumiは、現在は自らのブランド「IKUMI」を展開。活動の範囲はワールドワイドで、14年からは米・ニューヨークでファッションショーを始め、昨年はフランス・パリにも進出した。そんなikumiが日本でファッションショーを行うのはこれが初めて。コムアイとのコラボ開催ということもあり、ファッション業界を中心に注目を集めていた。

 同ブランド「SS20」新作のテーマは幽霊で、「通常海外でやっている新作コレクションを日本で違う形でやってみたい」というikumiの想いからプロジェクトはスタートした。会場はそのテーマに合わせるかのように「小児科の精神病棟」をコンセプトとして設定。天井から人形やぬいぐるみ、洋服が吊り下げられるなど、”きもだめし”をモチーフとしたアイテムで空間を演出した。ショーの音楽を手掛けたのは、DJ Nosketamineとikumi。そこにコムアイのアイデアも加わった。

 開演時刻となりステージが始まると、一定のリズムを刻む病院の心電図音のようなものが鳴り響く中、コムアイがうめき声にも似たボーカルで空間を妖しく彩る。その中でikumiをはじめとしたモデルたちが次々とランウェイを闊歩。ショーの前半は黒を基調とした衣装、後半は白のルックに分けた構成で、中には赤ちゃんの人形を抱えたモデルも登場した。またコムアイはステージの途中でバイオリンを手にし、悲鳴にも聞こえるような、ノイジーなサウンドを鳴らしてショーを演出。全モデルはまるで魂が抜けた幽霊かのように、表情を一切変えずランウェイを歩き、集まった観客はなんとも芸術性の高い場内の雰囲気に見惚れているようだった。

 全モデルが登場し、心電図音の音がストップするのと同時にショーは閉幕。ikumiとコムアイは再度ステージに登場し、「ありがとうございました」と揃って観客に感謝を伝えていた。

 2015年のブランドデビューから4年、デザイナーとしての日々についてたずねると「バタバタで刺激的で締め切りに追われる日々。でも好きなことだけするのが凄く楽しい」とikumi。これからも“IKUMIスタイル”で突き進みたい、と決意を明かした。