俳優の成田凌が31日、都内で開催中の『第32回東京国際映画祭』(TIFF)内で行われた映画『カツベン!』(12月13日公開)の完成披露レッドカーペットイベントとサウンドバイツに登壇。劇中では、井上真央とのキスシーンにも挑戦している成田は「とろけるというのはこれなんだと。初めて味わいました」と2人での体当たり演技を振り返った。

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 成田は「演出で『とろけるようなキスをしてくれ』と言われたので、まんまと僕はとろけました。その表情が(映画に)出ていると思います」と笑顔。同作で初の映画主演を果たし「オーディションで選ばれたんですけど、このキャストの真ん中に立っていることが想像できなかった。みなさんが『楽しかった』と言ってくれることが本当にうれしいです」と感慨深い様子も見せていた。

 ヒロインに抜てきされた黒島結菜は「現場に入ったときに、初めてお芝居したときの感じを思い出しました。みんなで大事に作り上げた作品なので、見ていただけるのがうれしいです」と喜んだ。周防正行監督は「撮影現場は、今までで一番楽しい現場だったんじゃないかと思います。映画が音を持っていない映画館はライブパフォーマンスの会場だったことは、僕にとってすごく大きな発見でした。日本映画の最初の30年に活躍した活動弁士の存在を知ってほしい」と訴えた。

 この日は、永瀬正敏、高良健吾、音尾琢真、渡辺えり、小日向文世、竹野内豊も出席した。

 日本アカデミー賞で最優秀作品賞など13冠に輝いた『Shall we ダンス?』(1996年)や『それでもボクはやってない』(2007年)などを手がけた周防監督がメガホンをとり、活動弁士(通称:活弁)を夢見る青年を主人公にした、完全オリジナルストーリーが描かれる。