『第32回東京国際映画祭』(TIFF)の日本映画スプラッシュ部門にノミネートされている『ミセス・ノイジィ』の舞台あいさつが10月31日に行われ、天野千尋監督、篠原ゆき子、大高洋子、長尾卓磨、宮崎太一、風祭ゆき、三輪隆、安倍隼也が登壇した。

【集合ショット】天野千尋監督や出演者がずらりと登壇

 同作は、ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、マスコミやネット社会を巻き込み、やがて2人の女性の運命を狂わせる大事件へと発展していくという物語。「SNS炎上」や「メディアリンチ」など、現代社会のテーマも絡みながら、サスペンスフルな展開を見せる。

 天野監督は「この作品は、2人の女のけんかが泥沼化していく。女のバトル、仁義なき戦いを楽しんでいただけたら」とにっこり。完成までに3年間を費やしたといい「ずっとけんかについて、人の正しい行動について考え続けてきました。けんかというのは、やっている本人たちは生々しい感情で、それによって大きな悲劇や人の人生を狂わせることがあるのですが、映画になって客観的に見つめると、意外とエンターテイメント的に楽しんでしまえる。この作品も思いっきり他人事として楽しんでもらいつつ、けんかについて考えていただけたら」と言葉に力を込めた。

 隣人とのバトルに巻き込まれる主人公の小説家を演じる篠原は「憧れの東京国際映画祭で、初めてお披露目できるのがうれしいです」としみじみ。隣人を演じる大高は「隣の謎の住人を演じました。オーディションを受けてから、きょうまで3年くらい経っているんですけど、この日を迎えることができて、すごくうれしく思います」とかみしめるように語っていた。