女優の八千草薫さんが24日午前7時45分、すい臓がんのため東京都内の病院で死去した。88歳。所属事務所が28日公式サイトで訃報を伝えた。

■八千草薫さんのプロフィール

 サイトでは「令和元年 10月24日 木曜日 午前7時45分 八千草薫が、膵臓がんにより都内の病院にて永眠致しましたのでお知らせ致します」と報告。「故人の希望により、お通夜・告別式等は近親者で既に済ませました」とし「また申し訳ございませんが後日のお別れの会等も故人の希望により予定はございません」と伝えた。

 最後は「長年にわたり、女優八千草薫を応援、ご指導、ご鞭撻を賜りまして誠にありがとうございました」と感謝し「ここで謹んでお礼を申し上げます。ありがとうございました」と結んだ。

 八千草さんは、今年2月9日に所属事務所の公式サイトで、18年1月に膵臓(すいぞう)がんの手術を受け、19年に入って肝臓にもがんが見つかり、闘病中であることを公表。

 倉本聰氏(84)が脚本を書き、19年4月にスタートするテレビ朝日の帯ドラマ『やすらぎの刻~道』に出演する予定だったが、治療のため降板。「より一層楽しんでいただける作品に参加できるように帰ってまいります」と復帰を誓っていた。

 八千草さんは、1931年1月6日生まれ、大阪府出身。47年に宝塚歌劇団入団し、娘役として活躍。57年に退団。以降、話題の映画、ドラマに多数出演。77年に『テレビ大賞主演女優賞』(「岸辺のアルバム」)。

 97年には『紫綬褒章』を受章、2004年『第27回日本アカデミー賞』で優秀助演女優賞と数々の受賞歴を持つ実力派女優。清楚な女性を演じ、戦後の復興期から舞台や映画、ドラマで活躍した。