NHKで放送中の連続テレビ小説『スカーレット』(月~土 前8:00 総合ほか)。第4週「一人前になるまでは」(第19回~第24回:10月21日~26日)を振り返る。

【写真】喜美子が15歳から18歳に成長した1週間

 荒木荘の新米女中になった喜美子(戸田恵梨香)だが、ちや子(水野美紀)の新聞社から、引き抜きの誘い。しかし喜美子は大久保(三林京子)に認められたいと留まる。さらに訪ねてきた常治(北村一輝)には、一人前になるまで帰らないと宣言。2年半後、喜美子は女中仕事全般を任されるまでに。下宿人の医学生・圭介(溝端淳平)はあき子(佐津川愛美)という女性を見染める。喜美子は自分の想いに気づかず、圭介の恋に協力を申し出る。

 大阪で荒木荘の女中として働きはじめたヒロイン・川原喜美子(戸田恵梨香)だが、荒木荘の住人・庵堂ちや子(水野美紀)の勤める新聞社から、雑用係として、引き抜きの声がかかる。喜美子は男性ばかりの新聞社でがむしゃらにがんばるちや子の姿を目の当たりにしたり、役者志望の住人・雄太郎(木本武宏)の「お金よりも夢が大事」という言葉を聞いたりして、自分の将来を考える。

 その結果、自分が女中として大久保(三林京子)に認められていないことを考え、荒木荘に留まることにした。女中として一人前になった後、「自分が本当にやりたい道に進む」と決意。その視線の先には趣味で続ける描きかけの絵があった。

 その頃、信楽では川原家に泥棒が入る事件が。父・常治(北村一輝)は金の無心のために喜美子のもとにやって来る。常治と喜美子は給料の前借りをどちらが切り出すか、大久保に隠れて押しつけ合っていると、大久保から思いも寄らぬ事実が明かされる。それは、ストッキングの修繕が喜美子の内職だったということ。その給金のほとんどを常治に渡した喜美子は、一人前になるまでは信楽に帰らないと宣言する。わずかな間に成長した娘の姿に頼もしさと寂しさを感じる常治だった。

 2年半の月日がすぎ、喜美子は18歳。すっかり荒木荘の女中仕事を任されていた。ちや子は相変わらず記者として忙しい。雄太郎は映画の端役として売れず、すでに半年近くの家賃を滞納して、下宿屋の運営に支障をきたし始めていた。そして医学生の圭介(溝端淳平)は、まるで兄のように喜美子に優しい存在に。

 そんな圭介の前にあき子(佐津川愛美)というかわいらしい女性が現れる。犬の散歩をする姿を見染めたものの、近づくきっかけのない圭介に、喜美子は協力を申し出る。「妹」として圭介を応援する喜美子だが、自分の想いには気づいていなかった。