シンガー・ソングライターで俳優の泉谷しげる(71)と、俳優の京本政樹(60)が、三重・四日市市が制作するシティ・プロモーション映像で共演することが、明らかになった。2009年1月にフジテレビで放送した女優・井上真央主演の新春特別ドラマ『あんみつ姫 2』以来、10年ぶりの顔合わせとなり、タイプの全く違う泉谷と京本がタッグを組んで四日市の魅力を全国に発信する。

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 同市は、一昨年に市制120周年を迎えたことをキッカケに、都市イメージの向上を図るためにシティ・プロモーションを強化、昨年、京本を起用し、初めてシティ・プロモーション映像「必見!四日市」を制作した。同市は、宿場町として栄えた三重県では最大の都市。そういったことから時代劇的な内容で市をアピールすることになり、京本の代表作である“必殺シリーズ”をモチーフにした時代劇風なストーリー展開の作品となった。

 その結果、「四日市を全国にアピールする起爆剤となった。映像を制作したことで四日市への関心度も高まり、全国の企業からは社員旅行の問い合わせも相次ぎました」(観光交流課)。そう言ったことから“続編”として、前回を上回る映像を制作することになり京本と泉谷の共演が実現することになった。

 泉谷は、ここ数年、福島県や茨城県常総市での復興キャンペーンや宮崎や阿蘇におけるロックフェスティバルの開催、広島県三次市での「もののけイベント」など、地域活性を活動のポイントに据えているだけに、今回の出演もその一環となっている。

 「実は四日市では定期的にライブもやっている。それに、四日市では代表的な地場産業になっている萬古焼の土鍋も大好きなんだよ」。泉谷は、自由奔放な精神と感性で、芸術を生のものとして表現できる数少ない“現代アート”の担い手として知られ、自ら描いた絵画に囲まれながらの音楽ライブ「アート・オブ・ライブ」を繰り広げていることで知られる。

 そういったこともあって、泉谷は「萬古焼は後世に残していかなければならない日本の宝だからな。四日市のプロモーションになるなら協力すると言ったんだよ」。関係者によると、泉谷と京本のほか、同市のマスコットキャラクター“こにゅうどうくん”も登場し、豊かな自然や人気のパワースポットでの撮絵を予定しているほか、萬古焼はもちろん、かぶせ茶やなが餅など地場産品も盛り込んで紹介する映像になるという。

 「京本さんには、前回に引き続いて、必殺シリーズ風の役で登場しますが、泉谷さんについてもユニークな役を演じていただけることになっています」(同市観光交流課)。音楽は、前回に引き続いて京本が必殺風の作品を制作して盛り込む。

 京本は「還暦、そしてデビュー40周年というアニバーサリーイヤーの最後を、四日市のプロモーション映像で締めることができてうれしい。それに尊敬する作曲家・平尾昌晃先生が亡くなって3回忌です。そういった中で“必殺シリーズ”というのは僕と平尾先生を引き合わせてくれたものでした。実は、平尾先生が亡くなる前に進めていた仕事があったんですが、その実現出来なかったことを今回の四日市のプロモーション映像の音楽に盛り込みたい」。

 森智広市長は「前回以上にインパクトのある映像で四日市をアピールしていきたい」と意欲を見せている。出演は泉谷、京本を中心に風谷南友、アイドルグループの2o Love to Sweet Bullet の山広美保子、そして地元の俳優・山中敦司ら。