2年ぶりに復活した、テレビ朝日系の人気ドラマシリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(毎週木曜 後9:00)。「いたしません」「私、失敗しないので」という名ぜりふでおなじみの米倉涼子演じる“異色・孤高・反骨”の天才外科医・大門未知子の活躍を描く、第6シリーズ。常連メンバーも再集結する中、17日放送の第1話で、“御意軍団”の筆頭だった“海老名先生”は医局員に降格。演じる遠藤憲一に聞いた。

【写真】第2話ゲストの2人と米倉涼子の3ショット

 今月7日にテレビ朝日で行われた『ドクターX』の制作発表記者会見に勢ぞろいしたレギュラーメンバーの中に、もちろん海老名敬役の遠藤も出席。そこで、「俺が演じるかつて外科部長だった海老名敬は、今回すごく薄っぺらい人間になっちゃいました! 見ればわかります(笑)」と、気になる発言をしていたが…。

 そもそも海老名が卓越していたのは、権力者たちにひたすら尽くす「御意」力だけ。未知子が執刀した手術で“名ばかりの執刀医”となったり、ありえない論文を書けば未知子が実現してしまったり…と、未知子のおかげで評価を受けてきた、もともと薄っぺらい男が「すごく薄っぺらい」男に!?

 2017年に放送された第5シリーズのラストで収賄疑惑をかけられ、東京地検特捜部に逮捕されたのもなんのその、蛭間重勝(西田敏行)は病院長に君臨し続け、海老名は、東帝大学病院・北海道摩周湖第39分院の院長を務めていた。

 ところが、東帝大学病院は未曾有の財政難に陥っており、海外医療ファンドから300億円の出資を受けることにした蛭間は、ファンドのマネージャーのニコラス丹下(市村正親)を副院長として招へい。丹下による再建プランにより、附属病院の統廃合、医師・スタッフのリストラが断行される中、摩周湖第39分院の廃止が決定する。

 第1話の台本を読んだ時、遠藤は「2年ぶり。待ってました、という感じですね。病院をクビになっていてもおかしくない状態だったから、食堂のおじさんにでもなるかもしれないと思っていたんだけど、医者だったからびっくりしました(笑)」。

 第6シリーズでは、縦社会の医局で上ばかりみて頑張ってきた海老名が、振り出しに戻る…みたいな状態に。「一緒にやってきた同僚たちは出世して、若い先生には抜かされて、それでも病院の中で生きていこうとしている、たくましさを感じましたね。“馬鹿だな、こいつ”感満載の海老名の中に、“本当にたくましいな、こいつ”感がにじみ出る、その域まで演じられたらいいな、と思っています」。

 “すごく薄っぺらい”男・海老名敬の悲哀たっぷりの生き様にも注目だが、「やっぱり涼子ちゃんでしょう」と、遠藤。「跳ねっ返りでやりたい放題で、でもしめるところはしめる。手術では絶対、失敗しない。それがより新鮮に見えると思います。涼子ちゃんの魅力がつまっている、それが『ドクターX』の魅力でもある。少し離れてみて、改めてわかりました」と、話していた。