テレビ朝日の報道番組『スーパーJチャンネル』(月~金 後4:50)が17日放送され、3月に放送した情報企画コーナーで「不適切な演出が行われた」と“仕込み・やらせ”があったことを説明し、改めて謝罪した。

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 問題があったのは、3月15日放送の企画「業務用スーパーの意外な利用法」。2017年2月から不定期に放送される午後5時36~53分の枠(一部地域を除く)で、業務用食品を扱うスーパーに買い物に来る個人客のエピソードや人間模様を紹介する内容だった。

 コーナーは、関連会社「テレビ朝日映像」が制作。契約ディレクターは人材派遣会社からテレビ朝日映像に派遣され、同コーナーにはこの回で初めて関わった。ロケは1人で行い、ここで登場した客のうち、女性4人と男性1人の5人が契約ディレクターの知人だったが、番組では初対面のように装った。

 説明のVTR明けに番組キャスターを務める渡辺宜嗣氏(64)は「同じ事を繰り返さないため、制作体制の問題点についてテレビ朝日では、さらに検証を進めております」と伝え「金曜午後5時36分からの特集企画の放送は中止いたします」と報告。

 「最後になりますが、私はいつもフェアであることを心がけて、正直で謙虚な姿勢での番組作りを目指してきました。しかし、今回、私達の番組がこのような不祥事を起こし、観てくださっている視聴者の信頼を裏切ってしまったことを深く反省しております」とし「本当に申し訳ございませんでした。そして、もう一度、初心に立ち返ります。申し訳ございませんでした」と、深く頭を下げ謝罪した。

 なお、担当した契約ディレクター「番組制作に自信がなくなっていて、明確な指示をしなければ、知人に声をかけることはやっていいのではないかと自分に都合良く解釈した」と話しており、現在は契約ディレクターは、テレビ朝日の仕事をしていない。また、番組制作に関わったスタッフ、番組プロデューサー、報道局の幹部は懲戒処分としている。

 きのう16日には、東京・六本木の同局で緊急会見が行われ“不適切な演出”ついて明らかにし、報道局担当常務の篠塚浩氏は「番組への信用を著しく毀損(きそん)する重大な問題。視聴者、関係者の皆さまに深くおわび申し上げます」と謝罪していた。