俳優の高橋克典が主演するテレビ朝日系ドラマスペシャル 『庶務行員 多加賀主水(たかが・もんど)』が11月17日(後9:00~11:05)に放送される。銀行の“雑用係”が悪に挑む、銀行ミステリーの第3弾。高橋は「銀行にはヤバイ話から面白エピソード、いい話まで大小さまざまなネタがあります。これからも“ビジネスもの”としての雰囲気を携えつつ、みなさんが気軽に楽しめるエンターテインメント作品として育てていけたら」と語り、ヒーローが活躍する王道ミステリーの灯を絶やさないという気概を示した。

【写真】前作に“役者”として出演していた原作者

 高橋が演じる多加賀主水は、曲がったことが許せない正義感ゆえに、不正を追及しては職を転々とし、ひょんなことから現在は、第七明和銀行高田通り支店で“庶務行員”、つまり銀行の“雑用係”として働いている、異色の主人公。実は、原作があり、江上剛氏の小説『庶務行員 多加賀主水』シリーズ(祥伝社文庫)をドラマ化。元銀行員の経験を生かした切り口と、リアリティーが魅力の人気になっている。

 ドラマ化第3弾となる本作では、歴代の頭取の間で代々引き継がれてきた“頭取の手帳”が盗まれ、その行方を追っていた総務部長が何者かに襲われる事件が発生。銀行の根幹を揺るがしかねない、重大な秘密が記されているその手帳には、いったいどんな不祥事が綴られているのか!? さらに、地元商店街にも、魔の手が忍び寄る。すべてをつなぐ巨大な陰謀、背後で糸を引く黒幕…、主水が八面六臂の活躍で暴いていく。

 高橋は「あえて昭和の匂いのする2時間ドラマをお楽しみいただきたいという思いで作っています」と、シリーズに込めた思いを明かす。“視聴者に王道ミステリーを楽しんでもらいたい”という意向で高橋が発案し、第2弾から取り入れた立ち回りシーンも、最新作ではさらにパワーアップ。袴姿で木刀片手に悪党を倒していく、胸のすくような痛快さ殺陣を久々に楽しめる。

 「前作のとき、アクションが唐突に思われるのではないかと心配していたのですが、視聴者の方からは一切そういう意見がなかったんですよね。すんなり楽しんでくださって…。おそらくみなさん、昭和時代に独創性のある作品をかなりご覧になってきたんじゃないかな(笑)。そう考えると、これも日本らしさのひとつ。踏襲しようと思って、第3弾も頑張りました」と、話している。

■共演の夏菜、高島礼子、尾美としのりも「古き良き“ヒーロー感”」を絶賛

 ドラマ第1弾から、高橋演じる主水を手助けする生野香織を演じる夏菜は、自身のドラマデビュー作(2006年、TBSで放送された『ガチバカ!』)で高橋と共演した縁もあり、以来、「克典さんは師匠であり、お兄さんであり、すごく安心できる存在。とてもリラックスして演じさせていただいています」と全幅の信頼を寄せている。夏菜も「昔ながらの懐かしい感じがするドラマ。多加賀主水が悪を成敗してくれる、古き良き“ヒーロー感”がこの作品の良さ」と、アピールしていた。

 メインゲストは高島礼子。主水が勤める高田通り支店に赴任するやり手の女性支店長・山内貴恵を演じる。「女性の管理職の立場や、部下を育てる立場の方々の苦悩」に思いを馳せながら演じたことを明かし、さらに高橋の殺陣を「とても見事でした。とても暑い大変な日でしたが、やはり妥協せずカッコよかったです。私もアクションはやってきましたが、今の殺陣はレベル高いな、と思いました」と大絶賛していた。

 今回はもう一人、貴恵を敵視する本店のキレ者エリート・浅葉亮平役で尾美としのりが出演。「アクション、人が触れ合うことの大切さ、または絆、いろいろありますが、それよりなにより、高島さん、夏菜さんや銀行の女子行員がかわいいです」とジョークを交えてみどころを語っていた。