講談師の神田松之丞がパーソナリティーを務めるTBSラジオ『神田松之丞 問わず語りの松之丞』(毎週金曜 後9:30)の番組イベント『問わず語りの松之丞 presents まっちゃんまつり 2019』が14日、東京・有楽町のよみうりホールで行われた。昼の部では、『NEWS23』メインキャスターの小川彩佳をゲストに招くこととなっていたが、台風19号の取材が入り、急きょ代役が立てられることとなり、波乱を感じさせる幕開けとなった。

【写真】神田松之丞とのトークと落語で会場を沸かせた三遊亭遊雀

 番組オープニングテーマである、ジョー山中「人間の証明のテーマ」が流れる中、松之丞の生ナレーションからスタート。その後、会場から割れんばかりの拍手が送られる中、舞台に上がった松之丞は、ディレクターの戸波英剛氏を呼び込み、小川のゲスト出演が取りやめとなった経緯と代役を探す過程をともに説明していった。代役の候補には、夜の部のゲストである立川志らくのダブルヘッダー、菊地成孔氏、片岡仁左衛門、ジェーン・スー、赤江珠緒、太田光代氏、太田光、宮藤官九郎といった松之丞やTBSラジオとゆかりのある人物が上がったと語られた。

 そんな中、松之丞は、小川が出演した場合に「小川彩佳一代記」を作っていたことを明かすも「けさ、カミさんに聞かせたら『クソつまんない』って言われて、マジげんかしました」とポツリ。会場の歓声に後押しされる形で、松之丞が「小川彩佳一代記」を演じた。その後、小川の代役となった番組でもおなじみの三遊亭遊雀が「キュレル」を手に登場すると、観客から温かい拍手が送られた。

 遊雀は「小川さんの代役は務まるわけがないから、そういうことを考えても仕方ない」と前置きしながら「寄席の世界では、代演が当たり前で、次の日に『師匠、きのうはありがとうございました』って電話してくるんだ。そうするとだよ、小川さんも」とニヤリ。夜の部のゲストである志らくの話題になると、遊雀が「あなた(松之丞)と似ているよ。バーンとかましていくような感じとか、言葉を駆使して、機関銃のようにしゃべるようなところが」と話すなど、旧知の間柄がなせるトークを展開していった。

 松之丞が「小川さんが来なかった…じゃないようにするためにも、師匠が大ネタをやるべきじゃないですか?」と笑顔で煽る中、遊雀は松之丞や小川などの名前を出すなど、アレンジを効かせながら「くしゃみ講釈」で魅了。続けて登場した松之丞は「前日のオファーっていうのは、本来だったら、前座に対しても失礼なことなんですけど、遊雀師匠が引き受けてくださって、本当に良かった」と感謝の気持ちを伝えて、講談「赤穂義士伝~赤垣源蔵 徳利の別れ」を演じて、大団円を迎えた。