元PRIDEヘビー級王者のエメリヤーエンコ・ヒョードルが9日、来日して都内で緊急会見を行い、12月29日にさいたまスーパーアリーナで日本でのラストマッチとして、クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンと対戦することを発表した。

【写真】すでにバチバチ!向き合って見つめ合うヒョードルとジャクソン

 この大会は、日本の格闘技イベント『RIZIN』とアメリカの格闘技イベント『Bellator(ベラトール)の共同大会として開催。ヒョードル対ランペイジをメインに、両団体の対抗戦などが行われる。

 2015年の大みそかのRIZIN旗揚げ戦以来、4年ぶりに日本で試合を行うヒョードルは、「19年前に初めて日本で試合をして、心の底から日本を大好きになった。いつもサポートしてくる日本の皆さんへの感謝として、最高に美しい試合をファンの皆様に見せられるよう、最大限の努力をします」とほほ笑みながら力強く宣言した。

 対戦相手のジャクソンは、ヒョードルと同時代にPRIDEで活躍し、“狂犬”ファイトで人気を集めた。「一番好きなファイター」だったというヒョードルとの試合について「最初にオファーを受けたときは複雑だったが、世界で一番大好きな国の日本でもう一度戦いたかった」と、こちらも日本への愛を語りながら激闘を約束した。

 ともにファンを喜ばせるファイトを信条とし、お互いにリスペクトをするだけではなく「同じ大会に出てともに勝利したときは、一緒にお祝いもした」(ヒョードル)と親交は深い。さらに、ジャクソンが「試合当時は娘の誕生日だから、日本に呼んで試合を見せたい』と語ると、ヒョードルも「私の娘も12月29日が誕生日なんです」と明かし、意外な共通点も。

 PRIDEでともに活躍してから、約15年。RIZINの榊原信行代表は「2人とも人気選手だったが、階級が違うため試合が実現することはなかった。そこから時が経ち、同じ階級になって実現した今回の試合は、日本のファンへのプレゼント。実現に協力してくれた(ベラトール代表)スコット・コーカーに感謝したい」と述べた。

 大会は29日と31日に開催され、両団体の選手同士による対抗戦も行われる。榊原代表は、7月の試合で勝利し、リング上で対抗戦への意欲を見せた朝倉未来選手をはじめ「われこそは、という選手に出てもらいたい」と呼びかけ。また、ベラトールがキックボクシングも行っていることから、“神童”こと那須川天心選手の参戦も期待した。