女優の松岡茉優(24)と俳優の鈴鹿央士(19)が4日、都内で行われた映画『蜜蜂と遠雷』の初日舞台あいさつに登壇。同作で本格的に俳優デビューした鈴鹿に対し、松岡は「ピアノを連弾するシーンで、芝居歴16年の私が真っ白になっちゃうくらい、せりふを投げかけられたときに私が飛んじゃって。『初めてのお芝居なのか?』と思うくらい、とてもうまかったんです」と新人離れした演技力を絶賛した。

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 初めての映画が公開日を迎えた鈴鹿は「すごく緊張しています」と少し小声になりながら「きょうは誕生日という感じですね。この日を迎えられて、デビュー作でここに立っているのがうれしいという思いがあって…」と言うと、うつむく場面も。すると松岡が「泣いたとき用のハンカチは持ってる?」と確認をとり、会場からは笑いと拍手が起こった。

 鈴鹿は「上京してから、半年後くらいにクランクインで、たくさんの方に出会い、『蜜蜂と遠雷』に出合って、これから生きていく中で自分の種というか中心になっていくものだと思います」と同作への出演を心から喜んだ。松岡も「彼が良い先輩たちに混ざって演技をして、これからほかの役を演じていくのが楽しみです」とこれからの俳優・鈴鹿央士に期待を寄せていた。

 主演作への想いを聞かれた松岡は「音楽映画に初めて携わり、去年の今頃は実写化は難しいんじゃないかと思っていました。どうしたらいいんだろうと葛藤もしました。でも、こうやって初日を迎えて、みなさまのもとにあの日々が届いていると思うと感慨深いですね」と封切りに笑顔を見せた。

 この日は、松坂桃李(30)、森崎ウィン(29)、石川慶監督(42)も出席した。

 物語は「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」というジンクスがあり、注目を浴びている芳ケ江国際ピアノコンクールが舞台。天才たちが集結する予選会に挑む4人のピアニスト。かつて天才少女とうたわれるも母を亡くしたことがきっかけで音楽の世界から離れたが、再起をかけて舞台に戻ってきた栄伝亜夜(松岡)。妻子を持ち、社会人として働くも夢を諦めきれず、最後のチャンスとしてコンクールに挑む高島明石(松坂)。人気・実力を兼ね揃え、優勝候補筆頭のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎)。亡き天才ピアニストが遺した謎の少年・風間塵(鈴鹿)たちが熱い戦いを経て、互いに刺激し合い、葛藤や成長の果てに覚醒していく4人の姿が描かれる。