東京・六本木に、月売上が約1億円にものぼる景気の良い場所が存在する。その名も『バーレスク東京』。店内には大型LEDが四方八方に設置され、中央には回転するステージ、そこで人気曲とともにセクシーな美女ダンサーたちが華々しいパフォーマンスを繰り広げる “新感覚エンターテイメント空間”だ。 2013年のオープン以来話題を集め、そのステージを一目見ようと女性や海外からの客も連日多く訪れる。ステージで輝くダンサーたちに、どのような経緯で勤めることになったのかを聞いた。

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■“陰キャ”だった過去 ダンスをはじめて世界が変わった

 3年前に入店した「ゆず」は、以前は人前で踊ることなど考えられなかったほどの“陰キャ(内向的な性格)”だったと語る。転機になったのは、ディズニーランドで自信に満ちた表情で踊るダンサーを見たこと。

 そこから自身でもストリートダンスを始め、ダンス&ボーカルグループに所属。小さな芸能事務所に入るまでにレベルアップした。そのグループからの脱退とともに、バーレスクの入店を選んだという。将来は、韓国のカルチャーを好んでいることから「日本と韓国をつなぐパフォーマーになれたら良いですね」と夢を語ってくれた。

■3年間の看護師勤務を経てバーレスクダンサーに

 入店するまでダンス経験が全くなかったという「まりん」。というのも、以前は看護師として3年間勤務していたという異色の経歴。転職を考えていた時、映画『バーレスク』で、自分のやりたいことを貫く登場人物を見て、その憧れから入店を決意。

 最初は思うように体が動かず、レッスンに追いつくのも大変だが、お客さんからの「舞台を見ていると明日も仕事が頑張れそう」という言葉に、日々元気をもらっている。また看護師とダンサーの共通点は、どちらも「人の思いを汲み取ること」と語る。病院なら患者さん、バーレスク東京だと客席にいるお客さん、どちらも「してほしいこと」があるので、それを読み取った行動を心がけているのとのことだ。

■元アイドルは「大人の魅力」を表現するため夜の世界へ

 街でスカウトされたことをきっかけに、約1年半アイドルとして活動していた「あまね」。やがて25歳を迎えた時、アイドルじゃない「大人の魅力」を表現できる場所がないかなと考え、バーレスク東京への入店を決めたとのこと。

 アイドル時代には、握手会や撮影会などファンと触れ合うことがあったが、この店に入り、客席に降りて触れ合うことで、より「人と人」として接することができていると充実感をにじませている。

(写真・飯本貴子)