女優の吉高由里子と俳優の横浜流星をW主演に迎え、“無償の愛”を描く純愛映画『きみの瞳(め)が問いかけている』(2020年秋公開)の製作が決まった。横浜は「愛についてすごく考えさせられました」と語り、吉高との初タッグについては「吉高さん演じる明香里を心の底から愛し、支えられるように全力で生きたいと思います」と気合いを見せている。

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 原作は、韓国で2011年に公開され、釜山国際映画祭のオープニング作品としても上映されると130万人の観客動員を記録した『ただ君だけ』。同作を、神木隆之介と有村架純が共演した『フォルトゥナの瞳』(19年)や、福士蒼汰と小松菜奈が共演の『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16年)などを手がけている三木孝浩監督が日本版として生まれ変わらせる。

 吉高が演じるのは、不慮の事故で視力と家族を同時に失う悲劇に見舞われながらも、小さな楽しみを糧に明るく健気に懸命に生きようとする明香里。横浜は、かつて将来を有望視されていたキックボクサーだったが、過去の事件で心を閉ざし、現在は日雇いバイトで食いつなぐ無口な青年・篠崎塁を演じる。

 『2011年第7回国際青少年空手道選手権大会13・14歳男子55kgの部』で、空手世界一を獲得した経験を持つ横浜は「いまキックボクシングの練習をしつつ、肉体改造もしています。空手が身体に染み付きすぎていて、キックボクサーの動きに修正する作業はとても難しいですが、撮影が楽しみで仕方ないです」と役作りに奮闘している。

 三木監督からは「この役は横浜くんしかいない」と言葉をもらい「その言葉を胸に、全力で撮影に臨みたいと思いますし、ご一緒することができてうれしいです」と笑顔を見せる横浜。作品については「孤独な男が1人の女性に出会い、惹かれ、閉ざしていた心を開いていく姿を繊細に表現できたらと思います。人を愛することの素晴らしさを伝えることができれば良いなと思います」と話している。

 吉高は横浜との共演について「2人の物語を純粋に育んでいくことを楽しみにしながら、撮影を心待ちにしたいと思います」と語り「目が見えなくなっても、明るく前向きに生きていこうとする彼女がすごく魅力的だなと感じました。また、1人の男性と出会うことによって変化していく運命の残酷さと儚い部分を表現できれば」とコメント。

 三木監督は吉高について「自分のターニングポイントとなった『僕等がいた』でご一緒した吉高由里子さんは、まさに戦友のような存在であり、彼女のあふれる優しさとひたむきさがこの愛の物語に新たな輝きをもたらしてくれると確信しています」と絶大な信頼を寄せる。横浜には「いま最も勢いがあり、ほとばしる熱量をうちに秘めた俳優」と期待し「この2人がどう化学反応を起こすのか? 今から本当に楽しみです!」と意気込んでいる。

 クランクインは10月中旬を予定している。

【映画あらすじ】
 ひょんな勘違いから出会った明香里(吉高)と塁(横浜)は、次第に惹かれあっていくことに。彼の頑なな心は彼女の天真爛漫な性格によって解きほぐされていき、目の見えない彼女にとって、彼の寡黙ながら実直な声と言葉は、天涯孤独の寂しさを埋めてくれ、安心をもたらしてくれるものだった。やがて一緒に暮らし始めた2人。明香里が新しい仕事を始めようと踏み出す一方で、塁も再びキックボクシングの道を目指そうとトレーニングを始める。しかし、過去の事件と彼女の失明した事故の間にある驚愕の因果を知ってしまった塁。彼女の目の手術代を稼ぐため、また自身の過去と決着をつけるため、高額な賞金が賭けられた不法な賭博試合のリングに再び立つことを決意する。