映画『カメラを止めるな!』で、カメ止め旋風を巻き起こした上田慎一郎監督の劇場長編第2弾『スペシャルアクターズ』(10月18日公開)のワールドプレミア試写会が25日、東京・丸の内ピカデリーで開催され、上田監督&キャスト総勢19人が舞台あいさつに登壇した。

 上田監督は「とんでもない光景ですね。(会場は)802席で日本一の座席数だそうです。この映画の船出としてこれ以上ない。気絶しそうなくらい幸せです」と、観客に感謝した。

【集合ショット】上田監督&キャスト総勢19人で舞台あいさつに登壇!

 映画は、上田監督が1500人以上の応募者からオーディションで選んだ15人のキャストたちと共に企画会議、ワークショップを経てあて書きで脚本を執筆、ゼロから創り上げた完全オリジナルストーリー作品。

 「『カメ止め』の時は次回作のことを聞かれて、『プレッシャーはありません』と答えていたんですが、いざ腰を据えて向き合ってみたら猛烈なプレッシャーがのしかかってきて、一時期大スランプにも陥り、気絶しそうな日々を過ごした自分の経験も取り込んだ」と作品を紹介した。

 たびたび「気絶」というワードを用いているのは、本作の主人公が“緊張すると気絶してしまう売れない俳優”という設定だから。その主人公・和人を演じた大沢数人は、10年間で出演した作品はわずかに3本。「まさか自分がこんなに大きなところであいさつをすることが…、あるんですね…」と、気絶しそうになっていた。

 キャストには、「記念受験のつもりで応募したんですけど、観る側だった自分が舞台あいさつする側になっているのが信じられない。夢をみているよう。スペシャル幸せです」(津上理奈)という、『カメ止め』きっかけでオーディションに応募した人が多く、「みんなが一番輝くところを書きたいと、上田監督があて書きしてくれたんですけど、私はさびしい主婦役でした。でもとことん自分と向き合って今、楽しく生きています」(南久松真奈)と、感極まって涙声になる登壇者も。

 選びぬかれた本作のキャストについて、上田監督は「今回は選ぶ時にまったく物語がない状態だったので、本当に自分が恋した15人を、もっと一緒にいたいな、知りたいな、撮りたいなと思った15人を選びました」と話していた。

 スペシャルゲストとして、『カメラを止めるな!』に出演した真魚、しゅはまはるみ、どんぐりの3人も花束を手に登壇。「ワールドプレミア試写会とか言って、こんなにたくさんの方に見てもらえるのがうらやましくもあり…」(しゅはまは)、「控室でキャストの皆さんが順番にメイクをされていて、私たちの時はすっぴん、あるいは自前メイクで出ていったな」(どんぐり)と、『カメ止め』を引き合いに、以前よりも大きくなった上田監督の長編第2作完成を祝った。

 スペシャルゲストを除く登壇者は、上田監督、大澤、河野宏紀、富士たくや、清瀬やえこ、津上理奈、淡梨、小川未祐、三月達也、北浦愛、原野拓巳、上田耀介、櫻井麻七、仁後亜由美、川口貴弘、宮島三郎、南久松、広瀬圭祐、山下一世(あいさつ順)。