1985年からシリーズ出版が続き、累計2000万部を突破している小説『ぼくらの七日間戦争』のアニメ映画版『ぼくらの7日間戦争』のW主演声優を俳優の北村匠海と女優の芳根京子が担当することが25日、発表になった。また、公開日が12月13日に決まったことも明らかになった。

【写真】「いい度胸してる」白い服で躍動感あるカレーうどんを食べる芳根京子

 原作小説の『ぼくらの七日間戦争』は、少年少女の小さな反抗が、大人や社会を動かして行き、仲間とともに戦うストーリー。初版から3年後に、女優・宮沢りえのデビュー作にして初主演を務めた実写映画が公開されて話題となった。

 今回のアニメ映画版は、2020年が舞台。いつもひとりで本ばかり読んでいる、鈴原守(北村)は、幼なじみの千代野綾(芳根)に片思いする。しかし、綾は一週間後に、父親の都合で東京へ引っ越すことに。「せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」という綾の本音を聴き、守は「逃げましょう」と彼女に告げる。そして綾の親友・山咲香織をはじめ、明るく人気者の緒形壮馬、ノリのいい阿久津紗希、秀才の本庄博人までもがこの逃避行に加わり、ただ7日間、大人から隠れるだけのバースデー・キャンプ。少年たちの精いっぱいの反抗が描かれる。

 脇を固める声優陣は、潘めぐみ、鈴木達央、大塚剛央、道井悠、小市眞琴、櫻井孝宏と豪華キャストが集結した。

 アニメ好きを公言している北村は「10代特有のもんもんとした感情を代弁してもらっている感覚で読んでいたので、迷わず『やりたいです』と言わせていただきました」とオファーに笑顔。初共演の芳根の印象については「本番に入る前に声を聞いたとき、声で引き込む力のある方だと思いました」と絶賛。ストーリーについては「原作はその当時の学生運動とかバックボーンがあるなかで、今回の彼らの“戦争”は現代的でもありながら、この世代の繊細な“吐き出せない想い”を描いていると思います。最後の最後には大きな玉手箱がありますし。読んでいて本当にワクワクする脚本でした」と話している。

 芳根は「小学生の時から図書館にあった作品で、たくさんの方に愛されている作品にこうして携われることが出来てうれしいです」とニッコリ。北村に対しては「とにかく多才だなと思いました。お芝居やられて、歌もやられて、声のお仕事まで」と幅広く活躍する北村の活躍に驚いていた。

 同作のメガホンをとるのは『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』の村野佑太氏。村野監督は「俳優と声優が一緒に収録出来る現場がそう多くはない中で、『7日間戦争』はその言葉を信念に、冒険する子ども役7人の収録を一緒に行うことになります。その場の誰をも唸らせる入魂の芝居で綾を演じた芳根京子さん、クライマックスの収録はまさに圧巻の一言でした」と話している。