かつて、「おっはー」のあいさつで日本中の子どもたちを虜(とりこ)にした慎吾ママが、19年ぶりにグッと大人っぽくなって、慎吾母として帰ってきた。タレントの香取慎吾(42)をイメージキャラクターに起用した、ファミリーマートのオリジナル惣菜・冷凍食品ブランド「お母さん食堂」のテレビCM「涙の味 おじさん篇」が、きょう24日から全国でオンエア。香取は「最近気が付いたんですが、あの頃『慎吾ママのおはロック』を踊っていた世代が、社会人になって頑張っている。そして今、僕は、19年前に慎吾ママを見てくれていた人たちに向けて、『みんな疲れているでしょ、お疲れさま。おいしいもの食べなさい』と言ってあげられる。そう思うと、本当に素晴らしい仕事だなと思うんです」と、感慨深げに語っている。

【動画】「お母さん食堂」特別映像(CM+メイキングムービー)

 そんな香取が密かに考えていた慎吾母のキメぜりふは、「おっつー」。「慎吾ママの時も少し使っていましたが、やはり慎吾母が言うなら『おっつー』でしょうね(笑)。『お疲れさま! ちゃんとご飯食べてね!』という気持ちを込めてね」と、見た目だけでなく、心も“母”に。今回、活気あふれる街の食堂を切り盛りする慎吾母の姿を映した特別映像(CMメイキングムービー)も公開されている。

 「ハイ、どいて!どいて~」と、優しい笑顔で料理を運ぶその姿は、正に現代人にとっての癒し。そんな慎吾母がふと目を移すと、失恋の悲しみに暮れる一人の女性の姿が。そんな彼女を見かねた慎吾母は、彼女の前にすっと汁なし担々麺を差し出し、「失恋なんて、美味しいもの食べれば忘れるわよ」と、言葉をかけ、優しく微笑む。すると女性は、担々麺のおいしさと、秘められた母の優しさをかみしめながら感動の涙を流し…。

 CMの中で失恋に涙する女性を演じているのは、バラエティー番組などでみせる歯に衣着せぬトークが話題の、ファーストサマーウイカ(29)。まさに幼少期に慎吾ママを見ていた世代で、「慎吾ママは当時の子どもたちのアイコンでした。ママはパワー全開で元気なイメージでしたが、慎吾母は落ち着いていて安心感がある。慎吾ママは私たち世代のお母さんの代表のような存在だったので、大人になった今、慎吾母と一緒に仕事をさせていただくのは、父親とサシで飲みに行くような感じですね(笑)」と、当時を振り返りながら共演の喜びを語っていた。

 彼女が食べていたのは、お母さん食堂の冷凍商品の中でも人気の「もちっと食感の汁なし担々麺」。香取も「もちっと感がハンパじゃなくてびっくりしました! 僕もずっと冷凍食品を食べてきて、冷凍食品の進化はピークを迎えたかな?と思っていました。ですが、さらにその上を越えてきた感じです」と絶賛する一品だ。

 今回のテレビCMとともに、「お母さん食堂」の特別ビジュアルも登場。誇らしげに遠くを見つめる慎吾母と、さまざまな料理を生み出すおかみさんドリームチーム(!?)の姿が描かれた、どこか懐かしくてあったかいイメージのビジュアルからは、「おっつー」の声が聞こえてくるようだ。

■「母役が板につきすぎていた」撮影を振り返り

 今回の撮影について、香取は「面白かったのが、僕の母役が板につきすぎていたせいか、『あらやだ!』なんて女性っぽい言葉をしゃべっても、全く違和感がなく撮影が進むんです(笑)。普通は俳優が女性言葉で話すと、カットした瞬間周囲がざわつくはずなんです。これはなかなかないことですね!」と、気にしていたが、もはやツッコむ余地がないほどに、香取の演技が見事だった証し。

 撮影日は気温30度以上の真夏日で、エキストラ陣も暑そうにしていた中、和服にかっぽう着姿で動き回っていた香取だが、「役に入り込むスイッチを入れたので、じんわりとした汗しかかきませんでした」と、さらり。一方、役者として真剣に慎吾母というキャラクターに向き合った頭の中では、2人の大御所俳優が舞い降りてきたとか!?

 「撮影を振り返ると、尊敬する西田敏行さんと、田中邦衛さんの雰囲気が出てきたかもと思いました(笑)。普段の芝居ではあまりそういうことは考えませんが、今日は西田さんと田中さんがすごく浮かびましたね。年齢を重ねた自分が、みなを温かく迎えるお母さんを演じるとお二人みたいな雰囲気がでるのかなと(笑)」と、話していた。

 実際に料理が得意な香取は「慎吾母じゃないですけど、何か作ってと言われたら、冷蔵庫にあるもので作れます。最近も家に遊びに来た友達たちに手料理を作ったら皆、『すごーい』って感動してくれましたよ」と、慎吾母顔負けのプライベートな一面も明かしていた。