シンガー・ソングライターで俳優の星野源がミュージシャン・細野晴臣のデビュー50周年記念ドキュメンタリー映画『NO SMOKING』(11月1日公開)で、自身初の映画ナレーションに挑戦することが24日、発表になった。星野は「ずっと細野さんが大好き。偉大な人ながらチャーミングで、信じられないぐらいアーティスティック」と尊敬の言葉を送り、ナレーション担当に笑顔を見せた。

【別カット】横浜中華街のライブで共演した星野源×細野晴臣

 「YMO」や「はっぴぃえんど」のメンバーとして、またソロや作家として、80年代には松田聖子や中森明菜などのヒット曲を生み出し日本の音楽界を牽引してきた細野。近年では、是枝裕和監督の映画『万引き家族』(2018年)の音楽を担当しており、同映画は細野の半生を振り返りながら、50年の音楽活動の軌跡が追体験できるようなドキュメンタリー作品に仕上がっている。

 本作では、星野のラジオ番組に細野が出演した様子や、2人が共演した横浜中華街でのライブ『細野晴臣 A Night in Chinatown』の映像も収められている。細野が星野に対し「音楽的に受け継がれていることがある。これからは、星野君、よろしくね。あとは、よろしく」と伝えたことが、映像の中で明らかになる。

 星野は「細野さんは、定食で言うと『特製ランチ』みたいな人です。豪華で楽しむところが多すぎて、どこから手を付けていいか悩んじゃう。生み出してきた音楽の多様性があると同時に、職人としての一本気な部分が共存している方だと思います。この映画を観ると、普段何気なく僕たちが聞いている音楽のルーツが細野さんにあることを知ることもできます」と細野への愛を語り尽くしている。

 メガホンをとった佐渡岳利監督は「細野さんと星野さんのコラボする場面は、これまで立ち会う機会がありましたが、いつも和気あいあいで、ほんわかしたいい関係がすごく感じられました。今回はナレーションなので、お二人が一緒にいたわけではありませんが、画面の細野さんと星野さんの声がなんとも言えないハーモニーを生み出していて、星野さんの細野さんへの愛情があらためてわかった収録でした」と振り返っている。