3人組バンド・back numberが20日、沖縄コンベンションセンター展示棟で全国アリーナツアー『NO MAGIC TOUR 2019』のファイナルを迎えた。5ヶ月にわたる自身最大規模のツアーは本来、翌21日に同会場で最終公演を行う予定だったが、台風17号接近による悪天候で中止を決め、急きょこの日が千秋楽となった。

【ライブ写真】全23曲を熱唱した清水依与吏らメンバーソロショット

 ステージを覆う紗幕に映画のオープニングのような映像が流れ、『back number NO MAGIC TOUR 2019』の文字が映しだされた幕が落ちると同時に、エモーショナルなロックナンバー「大不正解」でスタートした。「ARTIST」「MOTTO」とアグレッシブな演奏でたたみかけて会場の熱気を一気に上昇させると、ボーカルの清水依与吏は息も整わないうちに観客に語りかけた。

 「back numberです。よろしくお願いします。『NO MAGIC TOUR2019』に来てくれてありがとうございます。もう発表したから知ってる人もいると思うんですが、本来ならば明日、ツアーファイナルになる予定だったんですが、中止ということで。結果的に今日がツアーファイナルになったっていうことで。ツアーの1日全部を同じように命がけでやってきたから、いつもどおり今日の分を一生懸命やるんで、それを見てどうか楽しんで帰ってください。今日はよろしくお願いします」

 続く「泡と羊」で会場が一体となり、この季節にピッタリな「サマーワンダーランド」では恋人との夏の思い出をイメージする映像で楽曲の世界観を増幅させた。シンプルな映像と照明で「オールドファッション」を披露した後には、雨の音が会場に響き、清水の独り言のような歌から「雨と僕の話」「思い出せなくなるその日まで」と続け、どっぷりとback numberワールドに浸らせた。

 清水は「1本1本のライブが、ステージに上がるのが、これは俺にとって大事だよと気づけているから震える。まだまだ緊張を楽しめたりとか、逆境を糧にとか、そんなかっこいいヤツじゃないんだけど、多分こうやってこれからも震えながら、こうやってやっていくんだなって思います」と話すと「電車の窓から」にを披露。本編のクライマックスは「高嶺の花子さん」「スーパースターになったら」で締めくくった。

 アンコールに応えたメンバーは、おそろいのツアーTシャツで再登場。最新アルバム『MAGIC』を携えたツアーの完結を前に栗原寿(Dr)は「誰一人魔法は使えないんだけど、これだけの人が集まるとなんか魔法にかかるよね。すごくいいツアーを回らせてもらって、最後の場所がここで本当によかったなと思いました」と来場者に感謝。

 清水も「どのタイミングでどの曲かわからないけど、見つけてくれてありがとう。今日ここにいたことを自慢になるようなバンドになって帰ってきます。これからもよろしくお願いします。ありがとうございます」と伝え「ハッピーエンド」を披露。最後に支えてくれている人への感謝の歌「手紙」を演奏し終えると、「これにてNO MAGIC TOUR 2019全行程を終了しました。ありがとうございました」と深々とお辞儀し、35公演で約35万人を動員した自身最大規模のツアーに幕を下ろした。

■『back number NO MAGIC TOUR 2019』セットリスト
01. 大不正解
02. ARTIST
03. MOTTO
04. 泡と羊
05. サマーワンダーランド
06. オールドファッション
07. 雨と僕の話
08. 思い出せなくなるその日まで
09. ロンリネス
10. エキシビジョンデスマッチ
11. 003
12. SISTER
13. monaural fantasy
14. あかるいよるに
15. 日曜日
16. 電車の窓から
17. HAPPY BIRTHDAY
18. 瞬き
19. 最深部
20. 高嶺の花子さん
21. スーパースターになったら
【アンコール】
22. ハッピーエンド
23. 手紙