女優の中谷美紀と作家の三浦しをん氏が24日、東京・六本木のテレビ東京で、ドラマスペシャル『あの家に暮らす四人の女』(30日 後9:00~11:08)の試写会後のトークショーに登壇。母娘と他人の女性2人が1つ屋根の下で暮らす些細な日常と、次々起こる事件を描いた“ホームドラマ”にちなんだ話題から、トイレの便座の話になり、中谷は「結婚する男性の条件の第一が、(使用後の)便座は下げる、あわよくばフタも閉める、でした」と明かしていた。

【全身ショット】紫のロングベスト姿で登場した中谷美紀

 昨年、ドイツ出身のビオラ奏者ティロ・フェヒナー氏(50)と結婚した中谷だが、一緒に暮らす上で譲れないものが“便座”のほかにもあるといい、「私には空想タイムが必要なんですね。一人でいる時間が。同居してあまり距離が近すぎると疲れてしまう。そもそも一人でいる方が、気が楽なタイプなので、同居するならそっとしておいてくれることが第一条件ですかね」と、独自の考えを話していた。

 トークショーでは、「三浦しをんさんの作品はとてもほのぼのとあたたかく、それでいて人間の本質を突いたピリッと山椒がきいたような。楽しく読ませていただき、また演じました」という中谷と、「ドラマを拝見して、本当に面白くて、何回も笑ったし、何回も泣いてしまって、すばらしいドラマにしていただいて、ありがたく思っています」という三浦氏の2人の間で会話が弾んだ。

 実は、「中谷さんの歌が好きで、いまでもアルバムをけっこうな頻度で聴いているんです」と、告白した三浦氏。同ドラマで、父の行方を知らない刺繍作家でアラフォー彼氏なしの主人公・牧田佐知を中谷が演じることが決まったと聞いて、「うれしかったし、びっくりしまたし、輝きすぎてしまうのでは?と、思いましたが、麗しくてかわいいけど、ちょっとこの人ダメだろうという佐知になっていた」と中谷の役作りや深川栄洋監督の演出を絶賛していた。

 また、中谷以外の出演者についてもほめまくり。「共演者の方に恵まれまして、宮本信子さんがすばらしいコメディアンであることは周知の事実であるかと思うんですが、永作博美さんが秀逸でした」(中谷)。「高倉健さんコス(高倉健さんのマネをしている)の人みたいな田中泯さん、初めて観ました。最高でした」(三浦氏)。「吉岡里帆ちゃんが平均年齢を下げてくれて」(中谷)。「スキのある感じが吉岡さんお上手でしたし、ダメ男のことが本当に好きだったというシーンでは泣いちゃいました」(三浦氏)。

 なお、宮本は、佐知の母・鶴代役。佐知と鶴代が暮らす古い洋館に下宿する、佐知の友人・雪乃役に永作、雪乃の後輩で同じく下宿人の多恵美役に吉岡。牧田家の敷地内に暮らす謎の老人・山田一郎役を田中が演じた。

 中谷は「家父長制度が崩壊しつつあって、さまざまな家族の形があると思います。この作品が答え示すものではないかもしれませんが、皆さんの中にある迷いにほんの少しの光明が差し込んでくれたら、うれしいです」と視聴を呼びかけていた。