女優の松本穂香(22)、ふくだももこ監督(27)が31日、都内で行われた映画『おいしい家族』(9月20日公開)のヒット祈願上映会に参加。ふくだ監督の養母からの手紙を松本が代読し、ふくだ監督は感涙した。

【全身ショット】カラフルな浴衣で登場した松本穂香

 新鋭作家・ふくだ氏の初長編作品となる同作は、ふくだ氏自身が監督を務めた前出の短編映画『父の結婚』が原作。妻を亡くした父親が再婚するまでの親子の日々を描いた同作を長編化し、舞台を離島に移しエピソードやキャラクターが追加されることで、家族における絆とそこへ向き合う主人公の心境を深く描いている。

 舞台あいさつの終盤にふくだ監督へのサプライズが行われた。その内容は母からの手紙で松本が代読した。「ももちゃんへ」という書き出しで、ふくだ監督は母からの手紙とわかった。続けて「我が家にあなたを迎えたのは あなたが4ヶ月の時でした。12月24日のクリスマスイブでした。私たちはとても幸せでした。あなたはいつも機嫌が良くて元気いっぱいでした」と養子として迎えたふくだ監督について記すと「かわいかったなぁ。子育ってこんなに楽しいんだと、うれしさいっぱいの日々でした。あなたは学校の先生たちからいつもお褒めの言葉をいただいていました」と幸せいっぱいの家庭を振り返った。

 続けて「あなたは今までたくさんの人に助けていただいて、愛していただいて、期待していただいて、本当に幸せ者です。これからは、いただいたものをお返し出来るようになるまで精進して行かなきゃいけないですね。大変だ。また、何度か大泣きするのかな。どんな姿を見せてくれるか楽しみにしています」と愛のあふれる手紙にふくだ監督の涙は止まらなかった。ふくだ監督は「なんですか、これは…。お母さん、ありがとう」と冗談めかして言うと「両親とは血のつながらない養子なんです。オカンとオトンに引き取って育ててもらった。生んでくれた人も含めて、生まれたときから、いろんな人に優しくしてもらって生きてきた」と感謝した。

 「傷つけてきたこともあるし、傷つけられたこともある」としながらも「そんなことより、ずっと優しくしてもらった。だから、こういう映画を撮って、いろんな人に返していかないとという気持ちが強かった。そういう思いが伝わっていると信じてる」と観客に呼びかけると、万雷の拍手を浴びていた。

 涙が止まらないふくだ監督に浜野謙太は浴衣の袖をハンカチ代わりに差し出した。そしてふくだ監督は浜野と松本と熱い抱擁をしていた。降壇時に松本は「泣くと思ってました。すごくいいお手紙だったから」とサプライズ大成功ににっこり。ふくだ監督も「めっちゃ堂々としてた」と松本の朗読技術の高さに驚いていた。


 舞台あいさつには、板尾創路、笠松将も参加した。