俳優の草なぎ剛が31日、都内で行われた映画『台風家族』(9月6日公開)の初お披露目イベントに出席。強制性交罪で起訴された新井浩文被告が主要キャストとして出演しているため公開が延期していたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で劇場上映されることとなった。草なぎは「紆余曲折あって延期もしましたが、ようやく公開にたどり着ける。これもみなさんの応援のおかげ。感謝しています」と万感の思いを口にした。

【集合ショット】市井昌秀監督、甲田まひる、MEGUMIも出席

 「映画が公開されることが当たり前と思っていた」という草なぎだが、今回の経験を経て「何事もなく公開される映画は、幸せなんだなと思っています」としみじみ。駆けつけた観客に向けては「デリケートな問題はありますが、去年の夏に僕たちがかけた熱い思いは、みなさんの心に触れるものがあると思います」と呼びかけていた。

 同作は、主演の草なぎをはじめ、新井被告、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子ら豪華キャストが顔をそろえた。物語は、2000万円を銀行から強奪し、一時世間を騒がせた鈴木一鉄(藤竜也)と、その妻・光子(榊原るみ)の夫婦。事件から10年経った2018年夏、事件後に行方不明になった両親の仮想葬儀で財産分与を行うため、どんな仕事も長続きしない小鉄(草なぎ)が妻・美代子(尾野)と娘・ユズキ(甲田まひる)を引き連れて実家へ戻る。再び集結した鈴木家を中心に大きな騒動が巻き起こる。

 締めのあいさつでも「何度も言いますが、公開できることに幸せを感じている。お蔵入りになることが悲しいことだったので、皆さんに本当に感謝しています」と草なぎ。メガホンを取った市井昌秀監督監督は「欲望がむき出しの映画になっている。人間の煩悩の数と同じ108分間の映画をじっくりと楽しんでください」とアピールした。