タカラトミーが今年6月に発売した「アニアフレンズ」。従来のアニアは肉食動物や恐竜などが男子に人気だったが、今回は女子をターゲットにしている。犬や猫のペットフィギュアと一緒に、お世話遊びができる小物が付いている可愛らしい商品かと思いきや……なんと、小物の中にはウンチが! この斬新な商品はSNSでも話題を呼び「無駄にリアルを追及してしまうのか」「担当者に聞いてみたい」との声も。女子向けと言いつつも、ウンチを仕込んだ理由を同社・商品担当に聞いた。

【写真】当たったら“ツイてる”! この子がこのサイズを…?ねこ版も質感までリアル、ほか全ラインナップ

■50枚以上の“ウンチ”画像でリアルを追求 敬遠されるどころか人気に

――女の子向けシリーズとして発売された「アニアフレンズ」ですが、“動かして遊べるフィギュア”という特長のほかに、セット小物にウンチがあるというのが驚きました。 ランダムとはいえ、当たったらかなりのサプライズ感があります。

【タカラトミー】そうですね。「アニア」はもともと“リアリティ”にこだわったところが特徴です。動物のお世話をするのであれば、かわいい部分だけでなくてウンチのお世話も取り入れてみたらアニアらしくなるかなと思いました。と、言いつつ単純に「ちょっと面白そうかな?」と思ったところが大きいです。

――(笑)。かわいいペットとウンチの組み合わせに、どんな反応がありましたか?

【タカラトミー】原型が出来てからのモニター調査を行なっていますが、ウンチは敬遠されるどころかかなり人気で、満を持して出した形です。

――ウンチが付属されることは、SNSでもじわじわ話題となっています。実際に見ましたが、質感はかなりリアルに作られていますね。こだわったところは?

【タカラトミー】真面目な話、50枚以上の犬猫のウンチ画像を調べて「これは!」と思うベストなものを選び抜いて参考にしました。犬猫でそれぞれ色も形も変えています。猫は色味を茶色っぽく水分の多そうな形にして、犬はカーキ色で猫よりも少し大きく。これは画像を見比べる中で気づき、商品に反映しました。

■女子向けだからこそのこだわり、遊びのイマジネーションが膨らむように

――「アニアフレンズ」全体のこだわりをお聞かせください。

【タカラトミー】従来の「アニア」同様、一部可動することに加えて、かわいいけれどリアルな造形にすごくこだわりました。赤ちゃんと大人の中間くらいの、ややふっくらしていてあどけない時期の犬猫をモデルにしています。

――商品パッケージも従来の四角い箱とは変わりましたね。

【タカラトミー】「パッケージもかわいい」をコンセプトにおうち型にしました。開封後も使ってもらえるようにドアが開閉できたり、中仕切りを芝生風のデザインにしてパッケージに貼れるシールも付属しました。

――これまでのシリーズもエサや子どもが小物として付属する商品がありましたね。今回は、それぞれに2つ以上小物がついていて豪華ですが、力を入れた理由は?

【タカラトミー】モニター調査をする中で、女の子はほどんどの動物フィギュアを使って「お世話ごっこ」で遊んでいました。自分のペットとて名前を付けたり、散歩をしたり。そういった遊びのイマジネーションが膨らむようにブラシやシャンプー、リードなどリアルなお世話グッズをできるだけ盛り込みました。

■「動物フィギュアと言えばアニア」グローバルな展開も視野に

――男女問わず人気の「アニア」ですが、改めて、ペットシリーズ「アニアフレンズ」のターゲットとコンセプト、発売の経緯を教えてください。

【タカラトミー】コンセプトは「女の子がかわいいと思える、お世話遊びもできるアニア」です。メインターゲットは3~8歳の女の子ですが、このアニアフレンズシリーズは大人の方々にも人気です。

――ペットシリーズの販売を決めた理由は?

【タカラトミー】現在、「アニア」シリーズ全体では男の子が主なターゲットとなっています。アンケート調査をすると男の子は、恐竜や、動物でも強そうな肉食獣などが圧倒的に人気です。女の子は好きな動物として、犬や猫など身近な動物が人気で「ペット」のラインナップを組めば女の子にも手にとってもらえる! と思い開発に踏み切りました。

――SNSでの話題性なども見ても、幅広い年代に注目されている「アニアフレンズ」ですが、手に取った方々にどのように遊んでもらいたいですか?

【タカラトミー】お子さんにはお世話遊びを。大人の方にはSNS用に写真を撮って頂けたら可動もしますし、楽しさが伝わりやすいと思います。

――今後どのような商品展開があるのかも楽しみです。誕生から6年…最後に「アニア」が玩具として目指すものを教えてください。

【タカラトミー】「動物フィギュアといえばアニア!」と認知していただけるくらい成長できたらと考えています。また日本だけでなく、海外の子どもたちにも遊んでもらえるようなグローバルなおもちゃを目指していきたいです。