ディズニー・アニメーション映画を実写化した『アラジン』が、6月7日に日本で公開されてから8月25日までの興行で、国内収入120億円、動員844万人を突破し、今年度ナンバー1位(26日時点)のヒット作品として記録を伸ばしている。

【写真】実写映画版でアラジンを演じたメナ・マスード

 興行成績の詳細は、収入120億1599万6600円、動員844万9981人。ディズニー映画の中でも、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(116.4億円)、『アリス・イン・ワンダーランド』(118億円)の成績を超えて、歴代興収ランキングでも4位となった。(1位『アナと雪の女王』255億円、2位『アルマゲドン』135億円、3位『美女と野獣』124億円)。

 大ヒットが続く中、続編の制作への期待も高まっている。本映画のプロデューサーであるダン・リンが、続編制作への意欲とともに、作品の企画が初期段階にあることをコメントしているからだ。アニメーション版の『アラジン』には『アラジン/ジャファーの逆襲』という続編作品(劇場未公開)が存在し、その後のテレビシリーズ『アラジンの冒険』に続くプロローグとなったほか、ゲーム『キングダムハーツII』のモチーフとなったことでも知られている。

 さらに『アラジン』ファンの間でもう一つ話題となっているのが、先日突如発表された新曲「Desert moon」だ。アラジンの家でジャスミンが口ずさんでいたのが、「Desert moon」の一節で、「母がよく歌ってた」「私の母も」と、二人の母の思い出の曲として心を繋ぐきっかけの一つとなる。そのフルーバージョンが、“本編からは最終的にカットとなってしまった曲”として公開されたのだ。

 アラジン役のメナ・マスードとジャスミン役のナオミ・スコットのハーモニーと、哀愁を帯びた歌詞が魅力的。ジャスミンの魂の叫びと強い決意が込められたソロ曲「スピーチレス~心の声」と同様、ディズニー音楽のレジェンド、アラン・メンケンと『ラ・ラ・ランド』や『グレーテスト・ショーマン』で知られるベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが本作のために書き下ろした新曲だった。

 待ち合わせに現れないアラジンを待つジャスミンと、ジャファーに捕らえられ待ち合わせに行けないアラジン、同じ月を見上げる二人の切ない姿描くシーンに使われる予定で、製作がかなり進んだ段階まで本編に残っていたそうだ。

 そのカットされた「Desert Moon」のシーンが、米カリフォルニア州アナハイムで開催されたディズニーファンの世界的祭典『D23 Expo2019』で初公開された。現地時間24日に行われたステージイベントには、メナ・マスードがサプライズゲストとして登場した。

 同イベントには、アニメーション版でアラジンを演じたスコット・ウェインガー、歌を担当したブラッド・ケイン、ジャスミンを演じたリンダ・ラーキン、ブロードウェイ版で次のアラジン役に決まっているクリントン・グリーンスパンなども登壇し、歌ありダンスありの超豪華なステージを繰り広げた。最後は、アニメーション版で主題歌を担当したグラミー賞歌手レジーナ・ベルが、ミュージカル界のトップスター、ノーム・ルイスと「A Whole New World」を歌い上げ、会場の盛り上がりは最高潮に。本国でも、大ヒットを祝福するムードに包まれていた。