“戦時中の暮らし”を視聴者に投稿してもらうNHKのキャンペーン「 #(ハッシュタグ)あちこちのすずさん」。『あさイチ』(総合 月~金 前8:15~)では過去2回このテーマで放送してきたが、その集大成として50分におよぶ特大版が28日に放送される。

【画像】12月に公開される映画 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』ビジュアル

 「#あちこちのすずさん」は昨夏、同局の番組『クローズアップ現代+』(総合)で、片渕須直監督のアニメーション映画『この世界の片隅に』の主人公・すずのように、恋やオシャレ、食べ物といった日々のなにげない暮らしを工夫して紡ぎながら、戦時中を懸命に暮らしていた人たちのエピソードを募集した際に生まれた。遠い過去の話だと思われがちな戦争を身近に感じてもらうことで“平和への想い”や“戦争の記憶”を次世代につなげていこうという番組の呼びかけに、これまで多くのエピソードが寄せられてきた。

 集まったエピソードは、片渕監督がアニメ化を担当。この日の『あさイチ』では、10日の『NHKスペシャル』で披露されたアニメに一部未公開部分を追加して放送する。さらに、新たなエピソードを漫画家のハラユキ氏が漫画化して紹介していく。

 ゲストにはデザイナーのコシノヒロコ氏、女優の本上まなみ、子役の田牧そらを迎える。

■ハラユキ氏のコメント
「これは描くのがつらそうな話だな…。でも、だからこそ描かないといけない。そんな風に思いながらこのマンガを制作しました。実際に描いてみると、私がいちばん感情移入したのはフミ子さんのお母さんでした。どれだけ自分の弱い立場が恨めしかっただろう、どれだけ情けなかっただろう…。戦争の怖さを、あらためて考えさせられました。」