元陸上選手の為末大氏とパラリンピック水泳選手の木村敬一選手、砲丸投げドイツ代表のニコ・カッペル選手が23日、都内で行われた『新豊洲サマーナイトフェス』の開会セレモニーに出席。25日で東京2020パラリンピック開幕まで1年と迫る中、パラ五輪やパラ競技へのさらなる認知を訴えた。

【写真】『新豊洲サマーナイトフェス』の開会セレモニーの模様

 同イベントは、デジタル技術を活用したパラリンピックスポーツ体験や車いすバスケットボールのデモンストレーションなどを設置。ほかにも、グルメイベント「新豊洲サマーナイトマルシェ」も開催し、豊洲市場直送の魚介類や野菜を使ったフードトラックなどが出店されている。

 開会に先立ち行われたトークショーに出席した3人。現在はアメリカでトレーニングしている木村選手は「誰もが生きやすい共生社会になるように、障がい者と共に生きて何も変わらない生活をしてもらうことが第一歩になると思います。日本人は知識がないだけで抵抗感を持っているように感じることもあるので、パラリンピックで私たちのことを知ってもらうきっかけになれば」と大会の意義を語った。

 アメリカに拠点を移したことで前向きなメンタルが作り上げられるようになったと話した木村選手は「生きているとうまくいかないこともあります。それをある意味仕方ないと諦めながらも、常に前向きに生きていくことを大切にしたいです」と続けて話した。

 カッペル選手は「私は障がいを持っていますが、持たない方たちと融合できる社会になってほしい」とし、為末氏も「東京を中心に寛容な社会になれば。お互いが強みを活かせるように、きょうが最初の日になればいいなと思います」と訴えていた。