俳優の伊藤健太郎が8日、映画『惡の華』完成披露舞台あいさつに登壇。同作で、主人公の春日高男を演じているが、強烈なキャラクターゆえに、撮影中はかなり役の影響を受けていたことを明かした。

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 原作の漫画は累計発行部数300万部を記録しており、『このマンガがすごい!2011』オトコ編10位にランクイン、『マンガ大賞2012』にもノミネートされるなど高い評価を獲得している。「絶望」をテーマに主人公の鬱屈した青春と行き場のない衝動を描き、その過激なストーリーがティーン世代を中心に大きな話題を呼んだ。

 伊藤演じる春日は、中学2年のある日、誰もいない放課後の教室で、クラスのマドンナ佐伯奈々子(秋田汐梨)の体操着をつかんで逃げ出してしまう。後日、クラスの変わり者、仲村佐和(玉城ティナ)に見られていたことが発覚。佐和から「秘密をばらさない代わりに私と契約しよう」と言われ、2人の奇妙な共犯関係が始まっていく。 そして、今回、高校時代を初の映像化。春日はお互い文学が好きなことをきっかけに常磐文(飯豊まりえ)と交流を深めていく。

 伊藤は「すごく難しい役で、今まで挑戦したことないキャラクターでした。14歳、15歳の頃の少年の心になることが大事だと考えて、まずは当時の自分と目線を同じにして。お酒をやめたりしてみました」と告白。「撮影期間は本当に激しい1ヶ月間、走り抜けた感覚でした。魂を込めて作った作品です」と言葉に力を込めた。

 劇中で、ブルマを嗅ぐというシーンにも挑戦しているようだが「あれはなかなかねー」と苦戦した様子を語ると、玉城が「すっごい慣れてたじゃん」と冗談交じりにチクリ。伊藤は慌てて「ちょっとバカ言ってんじゃないよ」と笑顔でツッコミを入れながら「台本を読ませていただいていた時はどうしようと思ったのですが、監督が『ブルマの繊維、分子すべてを吸い取ってくれ』と言われて、さらにこの人何言っているんだろうと感じました(笑)。でも(撮影で)あれをやった瞬間にこういうことなんだってわかった」と明かした。

 司会者から「撮影で変態性が開花した?」との質問を受けると「その期間は確かに開花しなかった訳ではない。変態ってこういうことなのかなってわかってしまうところが」と本音をポロリ。「今はないですけど」としっかり釘を刺しながら「(玉城が演じる)仲村からいろいろと言われるところで、ちょっと欲しているところがあって、M的要素が…」と語っていた。

 舞台あいさつにはそのほか、飯豊、秋田、井口昇監督も登壇。同作は、9月27日より公開される。