女優・橋本環奈が、学校内で巻き起こる狂気と絶望のデスゲームを描く映画『シグナル100』(2020年1月24日公開)で、『セーラー服と機関銃 ―卒業―』(2016年)以来、4年ぶりに映画単独主演を務めることが7日、発表された。主演作では初めてのR15作品への挑戦となり、これまでにない鬼気迫る演技で、女優としての新境地を見せる。

【写真】視線がガチすぎる…浅川梨奈にガン見される橋本環奈

 原作は、映画化もされた『不能犯』や白泉社漫画アプリ『マンガPark』で連載中の『虐殺ハッピーエンド』の原作を手掛ける宮月新氏による同名の漫画作品。メガホンを取るのは『さまよう小指』(14年)で『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014』グランプリを獲得した竹葉リサ監督。脚本は『20世紀少年』シリーズや『GANTZ』(11年)、『ザ・ファブル』(19年)などを担当した渡辺雄介氏。

 物語の始まりは、担任教師により、遅刻、電話、涙など普段の行動が死を招く自殺催眠を36人の生徒が突如としてかけられることからスタート。催眠発動(自殺)のシグナルは全部で100あり、暗示を解く方法はクラスメイトの死のみ。生徒たちが続々と自殺に追い込まれる中、生き残りをかけた壮絶なデスゲームへと発展していく。催眠を解くのが先か、自分以外のクラスメイト全員を殺すのが先か。

 橋本が演じるのは、絶望的な状況でも持ち前の行動力と芯の強さを発揮し、事件の解決に奔走する正義感に強い主人公・樫村怜奈(かしむら れな)。原作を知っていたという橋本は「20歳になり挑戦的なものをやりたいと思っていた中で、うってつけだと思い、出演を決めました」と明かし「SNS世代は様々なことをインプットできる環境にいますが、この作品では制限された理不尽さにまみれた状況下にいる若者たちがどんな行動をとるのか、人間の心理を描いています。その中で、感覚を研ぎ澄ませながら演じさせていただきました」と同作と役どころを話す。

 さらに「20歳になって初めて撮影をした作品で、撮影は大変な面も多くありましたが、35人の生徒役のキャストの皆さんとスタッフに助けられながらつくりあげていき、思い入れのある作品になりました」と成人を迎えて挑んだ本作への思いを語った。

 橋本に対して、原作の宮月氏は「究極の理不尽に立ち向かう橋本環奈さんの凛とした存在感が、この映画を本当に素晴らしいものにして下さっています」とし、作画の近藤しぐれ氏も「最近のドラマで二面性のある不良少女役を演じられていたのを拝見し更にファンになりました。そんな橋本さんに樫村を演じていただけた事とても光栄です」と喜びのコメント。脚本の渡辺氏は「橋本座長のスマートすぎる知性に感服しました。可憐さの裏にある正義感と責任感は、主人公・樫村怜奈そのもの」と現場での橋本の立回りも明かした。

 竹葉監督は「『生き延びてやる!』という思いを持った36人の生徒、一人ひとりと向き合いながらつくりあげた作品です。そして、極限状態の中いつだって強く可憐な橋本環奈さん。瑞々しい役者さんたちの生命力がみなぎる作品に仕上がったと思います」と話している。