元サッカー日本代表の高原直泰氏が5日、東京・角川ドワンゴ学園(N高)御茶ノ水キャンパスで開催された『ジュニアアスリート教育環境提供』の発表会に出席。このほど、自身が代表を務める九州サッカーリーグの沖縄SV(エスファウ)がN高と業務提携を結ぶことを発表し「子どもたちを、人間として成長させていく」とサッカーと教育の両立への取り組みに意気込みを語った。

【写真】サッカーと教育の両立への取り組みについて語った高原直泰

 沖縄SVは、沖縄を拠点とするサッカークラブとして2015年に設立され、世界に通用する選手を育成すべく、中学生と高校生を対象にしたアカデミー活動も実施している。業務提携により、同クラブに所属するユース選手の希望者はN高に入学し、高卒資格取得のための学習をオンラインで行うことになり、学業・文化活動・スポーツを効率的に取り組めるようになる。

 サッカーの名門校で、過去には長谷川健太氏、武田修宏氏、内田篤人選手ら、多くの日本代表選手を輩出している静岡県の清水東高校出身の高原氏。自身の高校時代は「サッカーと勉強の両立は大変でした。入学したときに、U-17の代表に選ばれていたので、最初の2週間は学校に行けず、戻ったときには(勉強が)異次元のところに行ってました」と振り返り「今なら、どこにいても授業が受けられるので、より時間を有効に使いながらやりたいことに集中できる」と業務提携によって得られる魅力を語った。

 サッカーだけでなく子どもたちの教育環境を整えることの大切さを語った高原氏は「スポーツ競技でトップを狙えるような子どもたちは、どうしても視野が狭くなってしまう。競技以外の情報を入れて触れることによって、人としての厚みを得てより競技への成長が図れると思うし、非常に良い取り組みだと思います」と話した。

 現在、同校にはフィギュアスケートの紀平梨花選手や、テニスの望月慎太郎選手らが在籍。今回の業務提携に伴い、より充実したジュニアアスリートたちの受け皿となるべくスポーツ分野のコーチングに長けた担任を配置する『アスリートクラス』の新設も発表された。同クラスのアドバイザーに高原氏が就任することになり「競技の違うアスリートたちを引き合わせるのは良いこと。違う競技の考え方やトレーニング方法を知って、仲間と刺激し合って伸びていくのが、より大きな成長につながると思う」と同クラスの可能性を話していた。