元ヤクルトスワローズ監督の古田敦也が2日、パシフィコ横浜で行われた楽天の大型イベント『Rakuten Optimism』内で「スポーツビジネスの未来」と題したトークショーに参加した。

【写真】三木谷浩史氏、Jリーグの村井満チェアマンらが参加

 古田はサイバーエージェントの藤田晋社長、Jリーグの村井満チェアマン、楽天の三木谷浩史会長と共に参加。トークテーマはスポーツビジネスということもあって、古田は球界再編が起きた2004年を振り返った。

 当時、選手会長を務めていた。Jリーグやほかのプロスポーツが誕生し「そのときに落ちていくから球団数を減らして、ある一定の範囲の野球ファンを12球団から1リーグにして10球団から8球団で割るというオーナー側の主張と、球団数を減らすことによってパイ自体が小さくなるのはダメという選手側の主張がぶつかった。その後、ストライキがあって楽天さんが新規参入して12球団が維持された」と振り返った。

 その後の変化について古田は「テレビの視聴率はなくなった」としながらも「観客がめちゃくちゃ増えている。右肩上がりどころか、高止まりしている。ここの近くの横浜スタジアムのチケットが取れない。僕らのころは大洋ホエールズのチケットは、いつでも取れた。考えられない時代が来た」と転換期を語った。「スポーツに関してビジネスのチャンスがあると思っている方の手によればできる。野球の未来を明るくしていただいた」と楽天に感謝しきりだった。

 また、三木谷会長はサッカーJ1のヴィッセル神戸のオーナーでもある。昨季加入した世界的なスーパースターのアンドレス・イニエスタ選手について「自分のチームで聞きにくいんですけどイニエスタの加入はJリーグにとって、どういう風にお考えですか」と直撃。バルセロナに所属していたイニエスタ。バルセロナとレアルマドリードが戦う通称エル・クラシコは世界でライブで10億人が、録画で10億人が視聴することを明かし「スーパースターが来た。ホームだけではなく、アウェイの入場者数も増やした。選手間も刺激を受けている」と評価していた。