2015年にハワイに移住し、昨年からロサンゼルスを生活の拠点に活動している吉川ひなの。12歳で芸能界デビューしてから走り抜けてきた彼女は今年40歳になる。現在は、ウェディングドレスや子ども服、カラーコンタクトレンズ、サプリメントなど数多くのプロデュースをしながら娘と息子の子育て中。ブログやSNSで多くの女性から支持を得ている彼女に吉川ひなの流の子育て、海外生活ついて、また芸能生活を振り返って思うことなどを聞いた。

【全身ショット】変わらない…! 抜群のスタイル&キュートな笑顔を見せる吉川ひなの

■娘「あ~人生って最高!」 12歳で芸能界デビュー、娘とはかけ離れたマインドだった

――Instagramやブログを拝見すると“地球”や“自然”を凄く身近に大事にされていることが伝わってきます。それは自然豊かなハワイでの生活がきっかけでしょうか?

【吉川ひなの】 子どもの頃は自然の多い環境で育ったので、山で虫や花を見つけたり、川で魚やザリガニを採ったりして遊んでいたんです。でも、中学生で芸能界デビューしてからは撮影スタジオや家の中で過ごすことが多くなって自然と触れ合うことのない生活を送るようになりました。そして結婚して娘が生まれた時に、ふと子どもの頃の自分を思い出したというか。娘にも子ども時代の私と同じように自然界にあるもので遊んで欲しいと思ったんです。ハワイに移住したことで思う存分に自然と触れ合うことができて、思わず“私の居場所はここ!”と叫びたくなったりして(笑)。“自然”は私にとって昔から身近なものであり、とても大事なものだったんだなと娘が生まれたことで改めて気付かされました。

――12歳でデビューして以来、吉川さんは10代、20代と芸能界を駆け抜け、結婚や出産を経験して素敵な人生を歩まれてらっしゃいます。今の吉川さんから見た過去の自分はどう映っていますか?

【吉川ひなの】 複雑な家庭環境で育ち、12歳で芸能界デビューした頃の自分を振り返ると、娘とはかけ離れたマインドだったなと思います。娘は1日に何度も「あ~人生って最高!」と楽しそうに言うんですけど(笑)、私が7歳の時はそんなこと思ったこともなかったなって。いつも何かに怯えているような女の子だったんです。

――得体の知れない不安のようなものを感じていたのでしょうか?

【吉川ひなの】 例えば、子どもに対して少しだけ静かにして欲しい時や寝かしつけたい時に、「言うこときかないとお化けがくるよ」と言って脅かしたりするじゃないですか。私もよくそうやって脅かされていたんです(笑)。そのせいで大人になった今でもホテルに一人で泊まる時は部屋を真っ暗にして寝れなかったりするので、娘には根拠のない恐怖は絶対に植え付けないようにしようと思って。雷様も海坊主も存在しないから何にも心配しなくていいよと安心感を与えるようにしているので、娘は強く逞しく育っています。お化けは存在しているかもしれないので、出たら教えてって言ってあります(笑)。

■日本人は謙虚で奥ゆかしいところが素敵ですけど、遠慮しないで生きることも素敵

――他に子育てをする上で大切にしていることはありますか?

【吉川ひなの】 「お勉強はしなくていいから、とにかく泥んこになって遊んで自然と触れ合って欲しい」というのが私の子育ての方針なので、お勉強をあまりしないスクールに通わせています。お勉強はしたくなったら何歳からでも学べるので、それよりも大事なことを子どものうちに沢山覚えて欲しくて。ただ、スクールでは全て英語なんですけど、急に日本語が書きたくなったみたいで独学でひらがなやカタカナを覚えていつの間にか書けるようになっていました。きっと彼女にとっては勉強も遊びのひとつだから、興味があることは一瞬で習得できるくらい集中力があるんです。

――学ぶと言えば、子どもたちがハワイの大自然の中で遊びながら学べるサマースクールをやってみたいとInstagramに投稿されていましたね。

【吉川ひなの】 ルールに縛られずに自由に伸び伸びと子どもたちが遊んでいる姿が大好きで、見ていると心が満たされるんです。それって子どものときしかできないことですし、とにかくやりたいことをやって欲しい。お友達の子どもたちはお受験を頑張っててそれって素晴らしいことだと思うし、もちろん、頑張ってる姿を見て将来どんな子になるんだろうって私も楽しみ。だから、それぞれの価値観があるのは当然だし否定する気持ちは無いんだけど、私は子どもが自然の中で遊んでいるのを見ているのが好きだからサマースクールをやりたいとインスタに投稿したんです。それで多くの反響をいただいたので凄く嬉しかったです。

――吉川さんのブログやInstagramを拝見すると、子育て中のママたちからの共感コメントが多く寄せられています。ママだけじゃなく、吉川さんのライフスタイルに憧れている女性も多いと思うのですが、ご自身ではどんなところが支持されていると思われますか?

【吉川ひなの】 実は今まで憧れられたいと思ったことも憧れられていると思ったこともないんです(笑)。なので、自然の中を裸足で遊んだり、虫を触ったり、どろんこになることに共感してくれる方がたくさんいて驚きました。遠慮しないで自由に変わった生き方をしているところを応援してくれてるのかもしれないですね(笑)。日本人は謙虚で奥ゆかしいところが素敵ですけど、それと同じぐらい遠慮しないで生きることも素敵だと思うんです。自分の人生は自分のものなので、これからも遠慮せずに生きていきたいと思っています。

――海外での暮らしの中で“遠慮せずに生きることの大切さ”に気付かれたのでしょうか?

【吉川ひなの】 LAでは知人たち数人と語り合ったりするんですけど、みんな遠慮せずに自分のことを褒めますし、他人のことも一切否定せずに興味を持って話を聞いてくれるんです。それぞれがこだわりを持って生きていて、自由な暮らし方をしながら人生を楽しんでいる。本当に素敵な方ばかりで一緒にいて勉強になるし刺激も受けるから、私も遠慮せずに生きようと思うようになりました。

■もうすぐ40歳、美しさの秘訣は「“毎日これをやらなくちゃ”というルールを作らない」

――では、吉川さんにとって東京、ハワイ、LAはそれぞれどんな場所ですか?

【吉川ひなの】 東京は、昔の自分にとっては自由を感じられない場所でしたけど、不思議と離れた途端に好きになりました。会いたい人も沢山いるし仕事で関わってくれる人達もいるので、東京は帰ると居場所があって楽しいです。ハワイは自分の人生を凄く愛しいと感じさせてくれたり、大自然から多くのことを学べたり、自分らしさを取り戻すことができた場所。そしてLAは人生の楽しみ方を教えてくれたり刺激をくれる人達がいる場所です。居心地の良い場所が沢山あるのは嬉しいんですけど、そんな場所がこれ以上増えたらどうしよう(笑)。

――(笑)。これからの目標や、挑戦してみたいことはありますか?

【吉川ひなの】 サマースクールを実行することができたら、そのあとは日常生活から離れて心身をリセットできるようなリトリート施設を作りたいです。例えば、1週間施設に篭って色んなメニューのデトックスをしたりヨガをしたり。少し自分と向き合いたい時や頭をクリアにしたい時に大自然の中でリフレッシュできるような施設があったらいいと思いませんか? “一週間は電話が繋がりません!”と周りに言って施設に篭ってしまえば余計なことを考えなくても済みますから(笑)。いつか叶えたい大きな夢です。

――今年40歳になられますが、ずっと変わらず美しさをキープし続けてらっしゃいます。毎日欠かさずしている美容法などはありますか?

【吉川ひなの】 “毎日これをやらなくちゃ”というルールを作らないようにしています(笑)。運動やスクワット、筋トレやヨガはできれば毎日やりたい気持ちはあるんですけど、それよりもハッピーな気分でリラックスしながら一日を過ごすことのほうが大事なんじゃないかなって。だから何かをやろうと決めても、気分が乗らなかったり時間がなかったらやらなくてオッケーにしています(笑)。そのほうがメンタルにも良いので、毎日サプリを飲んでラクして楽しく生きるのが私にとっての美容法です!

(インタビュー・文/奥村百恵)