8月10日にNHK総合テレビで放送予定の『NHKスペシャル#あちこちのすずさん~戦争中の暮らしの記憶~』(後9:00~9:50)に、同局の連続テレビ小説『なつぞら』(総合ほか)のヒロイン・奥原なつを演じる広瀬すずが出演、なつの育ての母・柴田富士子役の松嶋菜々子がアニメーション部分の朗読を務めることが発表された。

【画像】「すずさん」のビジュアル

 昨年8月に『クローズアップ現代+』(総合)で、アニメーション映画『この世界の片隅に』(2016年、片渕須直監督)の主人公・すずさんのように厳しい時代をたくましく生き抜いた庶民の暮らしを取り上げ、「#あちこちのすずさん」というハッシュタグを立てたところ、「自分も家族からエピソードを聞いた」という投稿が数多くネットに寄せられた。

 引き続き、若い世代に、祖父母や家族から、戦争中の“食べ物”“オシャレ”“恋の話”などの思い出を聞いてもらい、SNSに投稿を呼びかけ、今回の『NHKスペシャル』では、この「デジタル時代の戦争伝承」ともいえる「#あちこちのすずさん」現象を取り上げ、スタジオで語り合う。『らじらー!』(ラジオ第1)や『あさイチ』(総合)とも連携し、集まったエピソードをアニメ動画やイラストで再現。「すずさんたちの青春」を鮮やかによみがえらせる。

 『なつぞら』で、戦後をたくましく生きたヒロインを演じる広瀬は「戦争を題材にした番組には、以前から興味はあったものの、観るとつらい気持ちのまま終わってしまう印象がありました。けれど、今回の番組の概要を聞いて、例えば女性たちが工夫をして戦争中でもパーマをかけていたというエピソードなどを知り、意外な驚きがありました」と、前向きな気持ちを明かす。

 「私たちの世代にとって、戦争はどうしても『イメージ』でしかないところがあるのですが、今回の番組では全国あちこちにいた『すずさん』の日常のエピソードがたくさん寄せられているということなので、例えば、ごはんが炊けた匂いでおいしそうだなー、とお腹を空かせたり、お芋がホクホクにふかせてうれしくなったり、そういった日常の小さな幸せとか感動を『感覚』として、当時の『すずさん』たちと共有したいと思っています」と、コメントを寄せた。

 番組の春日真人チーフプロデューサーは、「戦争は二度とあってはならない悲惨な出来事ですが、その中で青春を過ごした”あちこちのすずさん”の生き様に共感し、戦争を知るきっかけにしてもらうために、その存在は欠かせないと考えました」と、広瀬の参加に期待を寄せる。出演はほかに、片渕監督、八乙女光・伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)、千原ジュニアなど。