俳優の小泉孝太郎が主演するテレビ東京系金曜8時のドラマ『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ SEASON4』(毎週金曜 後8:00)。小泉演じる“空気は読めないが事件は読める”エリートキャリア刑事・小早川冬彦と、松下由樹扮する“男まさりで口の悪い”ベテラン刑事・寺田寅三(とらみ)の“迷コンビ”が帰ってきた。

【写真】杉並中央署のメンバーが勢ぞろい

 新キャスト――警視庁刑事部長・前川俊也役の吉田栄作、叩き上げで寅三のライバルとなる女性管理官・小田島龍美役の斉藤由貴、叩き上げ刑事・今川兵馬役の宮川一朗太、そして、第1話で脱獄した死刑囚の殺人鬼・神沼洋役の中野裕太――が加わり、これまでのシーズンとは異なるテイストを漂わせながら、相も変わらずなのが、杉並中央署の「なんでも相談室」のメンバー。

 毒舌の事務員・本条靖子(安達祐実)、カレーライスと犬をこよなく愛する巡査・桜庭勇作(木下隆行)、ゆとり世代だがハッキング技術に長けた巡査・太田文平(戸塚純貴)、通販大好きなムードメーカーだが酒乱の係長・横山建夫(片岡鶴太郎)。“ゼロはいくつかけてもゼロ”、役立たずは何人いても役に立たないという意味で“ゼロ係”と揶揄されているが、冬彦の勝手な捜査に振り回されながらも、それなりに活躍していく。

 そんな「なんでも相談室」のメンバーを、小泉はサッカーの日本代表チームに例えて、次のように語っている。

 「海外のクラブで戦っている選手が、日本代表戦の時だけ集まって試合をするみたいな感覚。みんなと毎日プレーはしていないけど、ひと度集まれば、パスを出せばシュートしてくれる、センタリングが上がるのを信じてゴール前へ走っていける。練習なしでも、せりふさえ覚えれば、ぶっつけ本番でもいける、という安心感と信頼感があります」

 なんでも相談室でのポンポン飛び交うテンポの良い会話劇では、アドリブも多いという。

 「視聴者の方が台本を見たらびっくりすると思います。アドリブだったんだって(笑)。それが成立するのは、みんなが役割をわかっているから。自己満足や馴れ合いではなく、求められている空気感を共有しているところがすごいと思います。自由自在に動ける気持ちよさは、群を抜いています」

 中でも、昨シーズンより登場した横山係長を演じる片岡の芸達者ぶりが、「なんでも相談室の奥行き、広さ、を大きくしてくださいました」と敬服する。

 「鶴太郎さんがすごいですよね。シリアスからコメディーまで、すべてが名人芸の域。往年のギャグやものまねをしてくださいますし、それがドラマの中に収まってしまうのが『ゼロ係』なんですよね」

 『SEASON4』でも、KY発言を連発する冬彦。それゆえに、演じる上で大切にしていることがあるという。

 「刑事ドラマは残酷なシーンや嫌なことも出てきますが、冬彦の子どものようなキラキラした心、濁りのない心で向き合っていく。そんな冬彦を演じるたびに、原点に立ち返らせてくれるような、"自分の生き方ってこうなんだ、僕はこれがしたいんだ、これが好きなんだ"と気づかせてくれるような気がします。KYな男ですが、彼のもっている純粋さやひたむきさは大切に表現しようと思ってやってきました。

 なので、せりふのちょっとしたニュアンスには気をつけています。ただただ人を傷つけるような、視聴者の皆さんが『言い過ぎじゃない?』と思うようなことは言わないように。冬彦だったら"こっちの言葉をチョイスするだろうな"という感覚はものすごく意識していますね。寅三先輩には一番ひどいことを言っていますが、冬彦と寅三先輩の間だから、クスクスっと笑っていられる。そういう距離感は大切にしています」

■今夜放送の第2話 まさかの痴漢容疑で逮捕!?

 そんな冬彦が第2話では、法廷の証言台!? 実は、なんでも相談室の桜庭が痴漢容疑で逮捕されてしまったのだ。犯行を否定する桜庭のため(?)、なんでも相談室存続のため、痴漢えん罪を解決した実績のある松井綾子(雛形あきこ)に弁護を依頼することに。

 さっそく綾子を訪ねて、裁判の傍聴に行った冬彦と寅三。すると、法廷で証言台に立っていた被告・青木敬之(加藤満)が、検察官の尋問中に持病の発作を起こし、常に携帯している薬を飲んだところ、苦しみだして死亡してしまう。青木の死因は青酸カリによる毒死だった。青木も、バス車内の痴漢行為で起訴され、えん罪を訴えて係争中だった。

 法廷に冬彦たちが居合わせた事情を知った綾子は、パラリーガルの植草正行(ドロンズ石本)が止めるのも聞かず、桜庭の弁護を引き受ける。綾子が桜庭の嫌疑を晴らすために動く一方で、ゼロ係のメンバーは青木の痴漢がでっちあげであった可能性を調べることに。

 青木を毒殺したのは誰なのか? 殺害の動機は? そして、ゼロ係の仲間たちから全然信用されていない桜庭は、本当に痴漢をしていないのか!? ゼロ係が、奇妙で不可解な難事件に挑む。