演歌歌手の山本譲二(69)がデビュー45周年を迎えた25日、東京・北青山のザ ストリングス 表参道でこの日発売された記念シングル「人は旅人」の発売記念イベントを開催。作詞作曲を手がけた盟友・吉幾三(66)とのトークや新曲披露で盛り上げた。

【写真】45周年を迎えた山本譲二と盟友・吉幾三がデュエット

 スペシャルゲストの吉は「45周年記念の曲を無料で書かせていただきました(笑)」などと軽妙なトークで笑いを誘うと、主役の山本を呼び込み、ともに吉が楽曲提供した表題曲「人は旅人」、カップリングの「MABU達」をデュエット。2人は時折目を合わせ、肩を組み、「お前とMABU達サ」という歌詞の部分では互いに指を差し合い、36年来の付き合いという絆の深さをうかがわせた。

 MCでは吉が山本への不満を暴露。「MABU達」のかけあいの部分に、デモテープの吉の歌声が勝手に使われたことを指摘し、「権利関係があるんだから」とクレームを入れると、山本は「売れたらちゃんと“契約”します」と時事ネタを絡めて応戦。これには吉も「本当?」と苦笑いし、その後は下ネタに走る吉をいさめながら、最後にもう一度、「人は旅人」を2人で歌い上げた。

 イベント後に行われた記者会見で山本は「いい曲を書いてもらえて本当に幸せ。『人は旅人』を初めて聴いた時に『いける』と思った。吉は本当に苦労しているし、いろんなことを知っている」と楽曲を絶賛。吉は「36年の付き合いで一番褒められました」と笑うと、「この曲は『俺たちはもう少しできる』というような曲にしてほしいと山本から要望があってできた曲。この曲を書けた自分がすごくない?」と自画自賛した。

 山本は45年間のキャリアを、「夜汽車に乗って18歳で上京し、24歳でデビュー。7年でようやく、『みちのくひとり旅』というヒット曲が生まれた。ここまでよく頑張ってこれた」と思い返し、デビュー時の芸名“伊達春樹”についても「芸名何にしようかと思っていた時に、映画の『ダーティーハリー』を観たんですよ。ダーティーハリーをもじって伊達春樹」とつけた秘話を明かした。

 会見では大腸がんを公表し、5月30日に手術を受けたことを報告。大腸を20センチ切除し、7センチの腫瘍を摘出したことを明かし、転移はしていないとした。これまで公表しなかったのは「95歳になる母に知られるのが嫌でした」とも話していた。