『BANANA FISH』『海街diary』などで知られる吉田秋生氏(62)の新連載『詩歌川百景(うたがわひゃっけい)』が、26日発売の『月刊フラワーズ』(小学館)9月号よりスタートした。昨年6月に完結した『海街diary』以来、1年ぶりの連載で、『海街diary』の主人公・浅野すずの義理の弟・和樹を主人公にして紡がれる新たな物語となる。

【画像】『詩歌川百景』のビジュアルカット

 『海街diary』は、同誌で2006年から18年6月まで12年間連載しており、鎌倉に住む三姉妹が、家庭を壊した父の忘れ形見である“異母妹”の四女・すずを引き取り、それぞれ複雑な思いを抱えながらも家族の絆を育む姿を描いたヒューマンドラマ。15年6月には是枝裕和監督により実写映画化され、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが豪華共演し話題となった。

 18年9月に最終話の10年後を描いた番外編が掲載。ここでは和樹が主人公で、すずが、久しぶりに再会した和樹に風太と結婚することを報告。そして、表紙と巻頭カラー56ページのボリュームで連載がスタートした『詩歌川百景』は、東北の温泉町を舞台に描かれる人間ドラマとなっており、主人公も番外編と同じ和樹となっている。

 吉田氏は、1977年に『ちょっと不思議な下宿人』でデビュー。テレビアニメが話題となった『BANANA FISH』や是枝裕和監督により実写映画された『海街diary』など、多くの話題作を世に生み出してきた。『吉祥天女』で第29回、『YASHA −夜叉−』で第47回小学館漫画賞を、『海街diary』で第61回小学館漫画賞、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞している。