来年7月24日に開催される東京オリンピック・パラリンピック。その1年前セレモニーが24日、東京国際フォーラムで開催され、世界中のアスリートやアーティストなどが出席した中、オリンピックメダルのデザインとデザイナーが発表された。

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 メダルデザインのコンセプトは、アスリートには栄光の部分だけでなく勝利に至るまでの努力に注目し、原石を磨くようなイメージで光や輝きをテーマにしている。完成したメダルは、無数の光を集めて反射させ、この光はアスリートや周りで支えている人たちのエネルギーを象徴している。

 メダルリボンのデザインも日本らしい組市松紋を用いており、祝祭感とともに多様性と調和を表現している。

 オリンピックメダルデザイナーは川西純市氏。「このメダルはオリンピックを目指し、挑戦し続けるアスリートの努力と栄光、世界中の平和を輝く光の和で表現した」と説明。金、銀メダルは夏季五輪史上最重量でそれぞれ約556グラム、約550グラム。銅メダルは約450グラムとなった。

 審査会の座長・宮田亮平氏は「リボンとのバランスがとてもいい。世界で唯一無二で世界一のデザインのメダル。早く選手の皆さまに届けられたら」とコメントした。

 メダルのデザインは、2017年12月から18年1月までプロデザイナーや専攻学生などを対象に広く公募しており、421人がコンペに参加。デザイン審査を経て、マラソン金メダリストの高橋尚子ら13人の審査会メンバーが昨夏に決まっていた。

 メダルは、使用済みの携帯電話や小型家電など「都市鉱山」からの金属を集めてリサイクルした上で製作し、17年4月から19年3月まで一般から募っており、オリンピック・パラリンピックの金・銀・銅あわせて約5000個のメダルに必要な金属量を100%回収していた。

 大会で授与されるメダルは、27日から31日まで東京都庁第一本庁舎2階で一般公開される。