競泳女子の池江璃花子選手(18)が12日、自身のツイッターを更新し、白血病と診断されたことを公表。同日、日本水泳連盟は都内で会見を行った。

【画像】競泳・池江璃花子選手のコメント

 会見には日本水泳連盟の青木剛会長、強化担当の上野広治副会長、池江選手が所属するルネサンスの吉田正昭社長、三木二郎コーチが出席。豪州での合宿中に見たこともない疲労感を見せた池江選手は現地の病院で検査。6日に、帰国しての再検査を勧められたという。その後、8日に帰国し、国内での再検査の結果、白血病という診断が下された。

 現在の池江選手の様子について三木コーチは「本当にくよくよせず『治して元気な姿で結果を出したい』という気持ちが全面に出ていた。その気持ちを、みんなサポートしていきたい。前向きな姿勢で白血病に必ず勝つんだという気持ちを見せている」と断言。青木会長も「まさか池江が、という思いもよらない診断名でした」と振り返りながら「1時間もしないうちに前向きな言葉が出てきた。頭が下がる」と池江選手の強さに感服していた。

 三木コーチは「本人が一番、ショックだと思う。ただ、この病気と戦っていくということを決めたことで、また池江璃花子という選手が強くなって戻ってくると信じている」と本人同様に前を向き、2020年の東京五輪についても「可能性はゼロではない。いろんな意味でサポートできたら」と希望を捨てていない。吉田社長も「サポートにつきましては従来と何ら変わりなく。治療して完治するところを目標にしています。復活してくれるとは思いますが、そこから先の約束は先にする必要はない」と無期限でのバックアップを明言した。

 池江選手抜きでのリレーについて上野副会長は「非常に厳しい」と正直に話す。それでも今は心休まる環境での治療が最優先とする。「2020年の五輪を一番注目すると思います。きょう、こうやって会見をさせていただいて、もう一度、お願いしたいのが、本人は東京五輪に誰よりも出たかったと思います。現状は(どうなるか)分かりません。まずは病気を治すことに専念したいと思います」と説明。また、復帰しても治療の余波が残る可能性も十分にある。「このような状況を経て、トレーニングをさせたコーチは誰もいません。私は2020年の日本選手権のスタートに立たせられるかどうか。申し訳ないんですが、どうかそこまで温かく見守っていただければ。それが池江璃花子、水泳連盟の希望でございます」と呼びかけた。

 青木会長も「世界の頂点へ向けて力強く上昇していく最中に、このような病に見舞われた。池江選手の心中を察するに余りあるところですが病気克服に向けて前向きに取り組んでいる。一日も早い回復を願いたい」と祈っていた。

 池江選手は先月18日からオーストラリアで合宿を行い、今月10日に帰国予定だったが、体調不良のために切り上げて帰国することを7日に発表していた。ツイッターでは「オーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果、『白血病』という診断が出ました」と公表。「未だに信じられず、混乱している状況」と胸の内を明かしながら、「しっかり治療をすれば完治する病気でもあります」と説明した。