VAIO、東映、クラフターの3社が26日、都内で記者会見を開き、共同事業『VRCC(VR Cinema Consortium)』の概要を発表した。さまざまな分野で実用化が始まっているVR(バーチャル・リアリティ)を映画館で鑑賞できる同事業は、7月2日より東京・新宿バルト9にて先行体験上映が開始される。映画館施設を用いた多人数同時鑑賞が可能な本格的VR映画の興行は日本初(VAIO調べ)となる。

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 『VRCC』は、ハードウェア技術、劇場興行、コンテンツ制作に精通した3社が、映画館で気軽にVR作品を楽しめる環境を提供することを目的に発足。VAIOがハードウェアの調達や、ソフトウェアとネットワークを含むシステム開発を担当。ワイヤレスで多人数が同時視聴できる仕組みを作る。東映はシネマコンプレックスにコンテンツを配給、3Dアニメーションを制作するクラフターが映像コンテンツを手掛ける。

 コンテンツ第一弾は『夏をやりなおす』『おそ松さんVR』『evangelion : Another Impact(VR)』の短編アニメーションとなる。先行体験上映期間は1ヶ月を予定し、価格は1500円。今後のラインナップには、アーティストライブVR、『呪怨VR(監督:清水崇)』、『仮面ライダーVR』、VR長編映画などを予定している。

 発表会見には、人気アイドルグループ・STU48の石田みなみ、今村美月、田中皓子、土路生優里、薮下楓が登場し、ひと足早くVR映画を体験。5.1chスピーカーを使用した臨場感のある音響環境のなか、没入感に浸ると「すごい!」「手が届きそう」と終始大興奮。実際に手を伸ばすなど“VR世界”を満喫する一方、ホラーシーンにはそろって悲鳴をあげていた。

 上映を終えると、土路生は「想像以上にリアルな世界でした」と感激の表情を浮かべると、石田も「女の子との視線も合って、ドキドキしちゃった」と笑顔。今後、アイドルライブのVR上映も検討されてるといい、薮下は「私達は船上劇場で公演を行う。船に乗っている感覚をVRでお伝えできたらいいな」と想像を膨らませていた。