平昌オリンピック スキージャンプ銅メダリスト・高梨沙羅(21)が、6月1日付で、化学・繊維をはじめとする日本の化学企業グループ『株式会社クラレ』(本社:東京都千代田区、社長:伊藤正明)に入社することが29日、同社公式サイトで発表された。

【写真】プライベートな秘蔵写真を公開した高梨沙羅

 同社は採用理由について「高梨選手の伯母が当社ベルギーの現地法人に勤務している縁で、2013年から当社スキー部所属の選手として、アスリート活動をサポートしてきました。世界を舞台に活躍する高梨選手の姿は、グローバルにチャレンジを続ける当社の現状と重なる部分があります」とし、「そこで、高梨選手が今春大学を卒業したことを機に、クラレグループの社員として仲間に迎えることにしました」と説明。今後も「グループ全体でその活動を応援し、トップアスリートとして競技に打ち込む環境を提供してまいります」とコメントしている。

 高梨選手も「この度、株式会社クラレに社員として迎えていただくことになりました」と報告し「安心して競技に打ち込める環境を整えていただいた上に、社会人としても第一歩を踏み出す機会をいただき、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。今後は競技者、そしてクラレの社員として更なる自覚と責任をもち、日々努力してまいります」と決意を新たにしている。

 高梨選手は、北海道上川郡上川町出身。小学校からジャンプを始め、2011年2月のコンチネンタルカップにて国際スキー連盟公認国際ジャンプ大会での女子選手史上最年少優勝。その後、FISワールドカップにおける4度の総合優勝などを経て、2018年平昌冬季五輪では銅メダルを獲得。また、FIS ワールドカップでは男女歴代単独最多となる通算55勝を挙げる。

 クラレ所属後は、積極的に社会貢献活動にも取り組んでいる。2014年から大阪府の母子家庭の新小学一年生にランドセルを贈る「高梨沙羅&クラレ ランドセルギフト」を実施。これまでに贈ったランドセルは今年の105個を合わせると 600個以上にのぼる。また、2015年からは毎年7月、スキージャンプのジュニア大会「クラレカップ」のアンバサダーを務め、ジュニアジャンパーの育成にも貢献している。