島津製作所は九州大などと共同で、血液中の成分を調べることでうつ病の診断を補助する技術の実証実験を始めた。現状では主に精神科クリニックの問診で診断されているが、判断に時間がかかる上、来院しない限り病気が見つからないといった課題がある。一般的な健康診断で実施される血液検査を活用し、早期発見につなげる。

 島津製は血液検査用に、液体の成分構成を分析できる装置を提供。うつ病の症状と相関がみられる血中の代謝物「バイオマーカー」の増減を測る。

 これまでに、マーカーの数値の変化と「抑うつ気分」「死にたい気持ち」「興味や喜びの喪失」などうつ病の症状との関連が分かっている。