参院が新型コロナウイルス対策として、本会議で押しボタン式の投票を行わなくなって2年以上が過ぎた。議員が間隔を空けるため2020年4月から装置のない席にも座り、投票方法を衆院と同じ起立式に切り替えている。起立式では議員個々人の賛否が把握しにくいため、政治責任が曖昧になる懸念もある。

 衆院の主な投票方法は起立式と、首相指名などの重要議案に限って行う記名式があるが、参院はこのうち起立式を1998年から押しボタン式に切り替えた。

 参院事務局によると、押しボタン投票装置には、使用していなくても年間約2500万円の維持費がかかっている。